恵比寿でブラタモリ?

  • 2018.08.13 Monday
  • 00:21

JUGEMテーマ:アート・デザイン

無事に『RENT』を観ることができて、ほっとした次の日、台風も少しそれたのか雨もあがって一安心。

帰りの列車までに半日あったので、美術館へ。

 

まずは山種美術館。一度行ってみたかった美術館です。

恵比寿で降りて歩いたのですが、ちょっと道に迷い、おかげで?入り組んだ路地を歩くうちに都会の真ん中のお寺に出会ったり。

そして、ここ。

085.JPGとても雰囲気のある古い建物で、何だろうと近づいてみると、塙保己一の文字が目に入りました。教科書で見たことある名前だなあと中へ入ったら、応対してくださった方がこの建物は温故学会会館という建物であること、そして、塙保己一のことも詳しく説明してくださいました。「群書類従」の編纂をした人と聞いて、おお、そうだったのかと。本物の群書類従の版木が保管されているのを見て、本当に驚き。今も現役で注文を受けると版木に墨を塗って、和紙で摺るのだそうです。複雑な字を彫った人もすごい。浮世絵の彫師といい、すごい技術ですね。この建物も、80年前では珍しい鉄筋コンクリートで、当時の著名人の協力を得て建てられたものとのこと。

 

 

 

087.JPG

そして山種美術館で、企画展「水を描く」風格と気品にあふれる日本画の数々を堪能しました。東山魁夷の「緑潤う」が出迎えてくれてさわやかな風が吹いてくるようでした。奥村土牛の「鳴門」もよかった。竹内栖鳳の小品二つ、ことに水墨を用いた水郷の風景(雨中山水)の奥行の深さが印象に残りました。墨ってすごいなあ。あと、吉田善彦の尾瀬を描いたものが心に残りました。充実の展示で、すっかり心身ともに涼やかに。

 

こちらは撮影が許可された作品(川端龍子「鳴門」)

 

そして、せっかく恵比寿へ来たからと恵比寿ガーデンプレイスへ。

タワーに登ったら、まあ、見事な展望。

089.JPG

江戸時代の塙保己一から、最先端のビルまで、恵比寿でブラタモリでした。

その後、もうひとつ美術展を観たのですが、それはまた、のちほど〜。

『RENT』来日公演

  • 2018.08.12 Sunday
  • 00:44

JUGEMテーマ:音楽

 

 084.JPGいつかブロードウェイでジョナサン・ラーソンの『RENT』を観たいと思いつつも、公演終了と聞いて諦めていたが、ある日いつもは読まずに削除しまくるチケット会社からのメールを何気なく開いたら、この夏、オリジナル演出版『RENT』の来日公演があるというではないか〜!これを逃したら一生後悔するかもと、東京まで遠征。2016年の年末にも来日公演あったんですね、知らなかったなあ。

 

新幹線の中で老眼鏡が壊れるアクシデント発生、台風直撃で折り畳み傘はボロボロに。東京の猛烈な人の多さと絡み合う糸のような電車の路線にめまいを覚えながらも(大げさ?)無事、東急シアターオーブのある渋谷ヒカリエに到着したときはうれしかったです(笑。

 

二階席から、ああ『RENT』のセットだ!と感慨にふけっていると、マークとロジャーが何気なく登場。そこからすっと舞台の上の世界に引き込まれて、2曲目のRENTが終わる頃には、じわっと涙が。生の歌、すごい、これが本物の『RENT』なんだあ〜〜、としばし異次元の歌のうまさに圧倒されっぱなしでした。

 

 

エンジェルの登場に会場が湧き、Life Supportのシーンで、Another dayの美しいメロディーのさわりがコーラスで歌われる部分のハーモニーの美しさに心奪われ(天上にいる心地でした)。Will I?もすてきな曲。そしてエンジェルとコリンズとのデュオIll Cover Youが心に沁みて。

 

ロジャーが繰り返し、たった一つの歌をと願うOne Song Gloryのフレーズが出てくるたびに、作者のジョナサン・ラーソンと重なって、今彼がこのミュージカルを愛してる世界中の人の姿を見ることができたならと切なくなってしまった。

 

モーリーンの歌は、もうド迫力の声量とうまさ。ラ・ヴィ・ボエームも楽しい♬ 気合いれて聴きすぎて、一幕終了時にはへとへとに。

 

二幕は「Seasons of Love」から。

この曲で私も『RENT』の虜になったんだったなあ。これが生で聴けるなんて幸せ。愛にあふれた名曲ですね。二幕は一幕から一年後で、切ない楽曲が多いかな。

 

そして、エンジェルが死ぬシーン。みんながエンジェルの思い出を語る後ろで、真っ白なシーツをまとったエンジェルがライトを浴びながらゆっくりと舞台裾へ歩くシーンは、DVDで観たときも感動したけど、荘厳な美しさに満ちていて、そのあとコリンズが歌う I’ll Cover You (reprise)が、ほんとうにすばらしく心に響いた。この歌の時は、会場中からすすり泣きが。私も涙が止まらず。

 フィナーレもすごくよかったなあ。スタンディングオベーションと拍手と歓声の嵐でした。

それにしても、オリジナル初演から22年、キャストは変遷しているのだろうけけれど、それぞれ雰囲気も声の個性もオリジナルの時の印象をまったく損なわず、歌もパフォーマンスも素晴らしいの一言。ブロードウェイのことは全く知らないけれど、ものすごく層が厚いのだろうと想像。

 

このミュージカルに描かれている愛や挫折、貧困やドラッグやエイズなどの社会問題、マイノリティのことなどの内容は厳しい、ジョナサン自身も暖房のない部屋にルームメイトと住みながら作曲を続け、友人をエイズで亡くしてもいるそう。それでも過去でもなく未来でもない今日に生きる(No day but today)という強烈な熱量と愛と、素晴らしすぎる音楽が人々を魅了し続けるのだろうなあ。

 

映画を観たことがきっかけで興味を持ち、ブロードウェイ版のDVDそのすばらしさに虜になり、今回、思いかなって『RENT』にじかに触れることができて、最高に幸せな時間でした。オフ・ブロードウエイ初演の直前に亡くなるなんて、ジョナサンは命と引き換えにこの世にこの愛すべき作品を遺してくれたのかもしれない、そう思うとまた涙がこぼれそうに。

 

ほんと「Thank you! Jonathan Larson!」

 

 

 

『God Only Knows』

  • 2018.08.06 Monday
  • 20:18

昨日の村上RADIOの楽しい余韻がまだまだ生きてますね。RADIOとレコードに埋没していた学生時代を懐かしく思い出しました。昨日、知ってる曲がなかったと書いたけれど、「Surfin’ UAS」や「Light my Fire」「What a Wonderful World」を知らないなんて言っちゃ大変です(笑。失礼しました。

 

聴いたあとなんとなく余韻に浸りながら『村上ソングズ』をめくっていて、サウンドストリートの坂本龍一教授がやっていた渋リクから曲を録音したカセットテープを処分しちゃったことを深く後悔しました。

ビーチボーイズの『God Only Knows』のとっても渋〜いカバーやら『Autumn in NewYork 』なんかも入ってて。たしかマ・メール・ロアも渋リクで初めて聴いたのだったなあ。あがた森魚の『リラのホテル』とか、大貫妙子さんも何曲か入っていたっけ。そうそう『Disney Girls』も入ってた。音楽との出会いと知識のほとんどはラジオからもらったのだったと、あらためて思い出したりして。

 

君のいない僕の人生がどんなものか、

それは神さましか知らない

 

そして、この『村上ソングズ』に取り上げられている曲と歌詞がまた、渋い。いろんな場所でいろんな人がいろんな思いを綴り歌った、その心の奥をすっと金魚をすくうみたいにすくいとって「ほら」って見せてくれるような本だなあ。ネットで探せばすぐ音源は出てくるのだろうけど、ちょっと手間をかけて金魚を探すことにいたしましょう。

 

img007 (2).jpg
 

JUGEMテーマ:音楽

村上RADIO

  • 2018.08.05 Sunday
  • 22:19

村上RADIO、楽しかったですね。

指折り数えたこの日がやってまいりました。今日は夕飯の片づけもさっさと済ませ、いつもの所定の椅子に座ってちっちゃなラジオをチューニング。ちょっと雑音が入ったりするけど、それも味わいのうち。ワクワクしながら8時を待ちました。

 

うーん、渋い声ですね。実はもっとソフトで端正な声を勝手に想像しておりました。割と低めでよくとおる声。セクシーですねえ。ことに語尾が。村上RADIO、という間で入る、あれもかっこよかった。

リズム感よく、時々楽しい話もまじえながらあっという間の55分でした。

高校生の時のエピソードとか、病院でのエピソードには笑ってしまいました。話、うまいなあ。それにしても、春樹さん69歳だっけ?うーん、全然思えない。っていうか、自分の年齢もまったく考えに入れて聴いてない(笑。

音楽大好きな兄貴にレコードかけてもらいながら話を聞かせてもらって「ご機嫌」な感じです。

 

最初に、好きなピアニスト、レイ・ブライアントの作った曲が登場しうれしかったのですが、その後はたまに知ったアーティストの名前は出てきたものの、知らない曲ばかりだったなあ。未知の曲に出会えるのも、ラジオならではの楽しさです。

 

ならでは、といえば、ラジオの雑音が途中大きくなってきて、あわててアンテナをいじってたらアンテナから手を離すと雑音が入っちゃう。仕方ないので、猫を抱くように膝にラジオを置いて、アンテナに手をあてたまま聴いておりました。曲名とかメモできないじゃん、と思ったら、ちゃんとこちらに書いてくれていますね。

 

聴き終えて今、思い出すと、曲やDJの入り方とか、まるで一緒に走っていたような気分がします。まさにRunSongs

ぜひぜひ一年に一度、七夕RADIOくらいのペースでもいいので、続けてほしいです。

 

 

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