二都物語ふたたび  木屋町通、無鄰菴

  • 2018.10.13 Saturday
  • 22:04

宿は河原町三条のあたり。チェックインのあと、夕食をとるため、木屋町通というのかしら、小さな川のほとり、桜並木の下をそぞろ歩きました。

 

 

 

 

 

 

 

途中、書店かな?と足を止めたのは、立誠小学校の跡地(現在、複合施設に生まれ変わるための工事中とのこと)で、工事の間も地域文化を発信するために立誠図書館を開設しているとのこと。中においてある本は京都に関連したもので、すごく面白そうな本がたくさんありました。調べてみたらこの春オープンしたばかりなのですね。

 

夕食のあと、道を戻ると、彦根藩邸跡地なんてのもあって、どこを歩いても歴史の記憶が詰まってますね。

 

翌朝、宿でおいしいおかゆを堪能し(実は今回の旅で一番おいしかったのは、このおかゆでありました)、パラパラ降り始めた雨の中、美術鑑賞前に無鄰菴へ。

 

山縣有朋の京都別邸であった無鄰菴。七代小川治兵衛作の庭を堪能。琵琶湖疎水の水を引き込み滝あり小川あり池あり、珍しい芝生もあれば苔もあり緑が美しい。無鄰会議が行われたという洋館も見学し、母屋で雨の美しい庭を眺めながらお抹茶をいただくうち雨もやみ、庭をゆっくりめぐることができました。

 

 

茶道教室もあるのだとか、こんなところで毎週お茶のお稽古ができたらすてきだろうなあ。

紅葉しかけた木々もあり、風情のあるよいお庭でした。琵琶湖疎水から来たこの水はどこへ流れているのですか?とお尋ねしたら、うちから瓢亭さんへと続いています、とのこと。名前はよく知っている料亭ですが、おお、無鄰菴のお隣だったのですね。

 

雨もあがった岡崎界隈、ゆっくり歩いて「東山魁夷展」が開催されている京都国立近代美術館へと向かいます。

 

 

恵比寿でブラタモリ?

  • 2018.08.13 Monday
  • 00:21

JUGEMテーマ:アート・デザイン

無事に『RENT』を観ることができて、ほっとした次の日、台風も少しそれたのか雨もあがって一安心。

帰りの列車までに半日あったので、美術館へ。

 

まずは山種美術館。一度行ってみたかった美術館です。

恵比寿で降りて歩いたのですが、ちょっと道に迷い、おかげで?入り組んだ路地を歩くうちに都会の真ん中のお寺に出会ったり。

そして、ここ。

085.JPGとても雰囲気のある古い建物で、何だろうと近づいてみると、塙保己一の文字が目に入りました。教科書で見たことある名前だなあと中へ入ったら、応対してくださった方がこの建物は温故学会会館という建物であること、そして、塙保己一のことも詳しく説明してくださいました。「群書類従」の編纂をした人と聞いて、おお、そうだったのかと。本物の群書類従の版木が保管されているのを見て、本当に驚き。今も現役で注文を受けると版木に墨を塗って、和紙で摺るのだそうです。複雑な字を彫った人もすごい。浮世絵の彫師といい、すごい技術ですね。この建物も、80年前では珍しい鉄筋コンクリートで、当時の著名人の協力を得て建てられたものとのこと。

 

 

 

087.JPG

そして山種美術館で、企画展「水を描く」風格と気品にあふれる日本画の数々を堪能しました。東山魁夷の「緑潤う」が出迎えてくれてさわやかな風が吹いてくるようでした。奥村土牛の「鳴門」もよかった。竹内栖鳳の小品二つ、ことに水墨を用いた水郷の風景(雨中山水)の奥行の深さが印象に残りました。墨ってすごいなあ。あと、吉田善彦の尾瀬を描いたものが心に残りました。充実の展示で、すっかり心身ともに涼やかに。

 

こちらは撮影が許可された作品(川端龍子「鳴門」)

 

そして、せっかく恵比寿へ来たからと恵比寿ガーデンプレイスへ。

タワーに登ったら、まあ、見事な展望。

089.JPG

江戸時代の塙保己一から、最先端のビルまで、恵比寿でブラタモリでした。

その後、もうひとつ美術展を観たのですが、それはまた、のちほど〜。

養源院から三十三間堂へーまだまだ続く国宝ラッシュ

  • 2017.12.29 Friday
  • 21:08

元気が復活、と書いて後、忙しくなるわ、風邪はひくわ。せめて年越さないうちに。

 

おいしいほうじ茶とお昼ご飯で生き返ったあと、国立博物館のすぐそばの養源院を訪ねました。

紅葉し始めた美しい庭からすぐ、入ったとたんに俵谷宗達の獅子の杉戸絵が。

ていねいな説明をいただきながら、寺内をめぐりました。

淀殿が父浅井長政追善のために建立したものが焼失、その後、妹である徳川秀忠夫人の江が伏見城の遺構を用いて再建したのが

今の建物とのこと。

伏見城落城の時、鳥居元忠など城を死守した武将たちが自刃した時の廊下の板の間を天井として用いており、

血天井として名高いそう。

天井を見ながらあそこが大将の鳥居元忠の頭で足でと説明してくださる、うわあ、ほんとだ〜〜。

この寺内が実に寒くて、凍えるような冷えがよけいにしみてくるのでした。

 

その廊下の奥の宗達の有名な白象の杉戸絵。このデザイン、曲線の大胆さ。すごいなあと実物を見てまた感じ入ったことでした。

狩野山楽の襖絵などもあり、こじんまりとしていながら見どころ多々の養源院でした。

 

 

そのお向かいの三十三間堂。こちらは20歳のころ、京都にいた友人と訪ねたことがあったのですが、まだ時間があったので久しぶりに。あの時も確か、猛烈に冷え込んでいたなあ。

 

ずらりと居並ぶ千手観音、全部で1001体。あの頃は、うわーたくさん!くらいにしか思わなかったのですが、こうやって見ると

実に様々のお顔。どれ一つとして同じものが無い。味わいがありますねえ。たくさんの中でお気に入りがいくつか見つかるとなんだかうれしくなったりして。

そして、手前に配されている風神雷神、観音二十八部衆の像。これすべて国宝。実に生き生きとしたその造形のすばらしさに見入ってしまったのでした。

 

空の色が寒そうでしょ。

まさに、国宝にまみれた秋の一日でありました。

 

みなさま良いお年を〜。

 

 

 

天草の旅

  • 2015.05.09 Saturday
  • 22:03
先日、思わぬ休みがとれたので、たまたま読んでいた小山薫堂さんの旅の記事に触発され、天草へ出かけてきました。ふだん平日休みなので混雑というものをあまり知らないわたくし。GWをちょっとなめてました。朝のんびり出かけたら口之津港でフェリー二便待ち。ようやく天草に着いて、小山さんおすすめのたなか畜産に着いたのですが、ここでも一時間待ち。まあ、これも旅の楽しみと新緑の中を悠々およぐ鯉のぼりを眺め、足下のシロツメクサの中の四葉を探し。たら、なんとすぐ四葉発見!

ようやくお昼にありついたのは2時半すぎ。しかし腹ぺこをがまんした甲斐がありました。焼き肉美味しかったです。
たなか
満腹のお腹を抱えて、二江へ移動。イルカウォッチングの船に乗り込みました。
青い空、青い海、風。それだけで気分爽快。イルカもごく近くまで寄ってきてくれ、最後には大ジャンプも披露してくれました。野生だし、えさをやるわけでもないのですがちゃんと出てきてくれるのですねえ。
その後、天草の西海岸をのんびり2時間かけて民宿へ。夕日にはちょっと早いですが、きれいでした。
宿は、一泊二食7500円という破格値で、夕食は絶品お刺身にあらかぶの煮付け、天ぷら、そこまでいただいてさすがに食べられなくなり、大きな鯛の塩焼きはいただいて持って帰りました。塩加減すばらしかったなあ。
半年分くらいの贅沢を一日で食してしまった感じですねえ。
翌日は、ひたすら陸路を走ります。天草下島から上島へ、そして天草五橋を渡り、熊本経由で帰ってきました。
下島の深海町から本渡へ向かう途中、宮岳町のかかしまつりに遭遇。これがまたとっても楽しくて素晴らしかったのです。

広場はかかし運動会。
赤組応援団長、気合いはいってます。
元PTA会長はたこ持って走り、その向こうでは審査員と来賓がわいわいがやがや。
むこうのほうでは、何か運ぶ人あり。
イノシシも出た〜〜。
おお、こちらは秋祭り、鞍馬天狗の紙芝居に子どもたち大喜び。
秋祭りの神輿行列、楽しそうじゃありませんか。
ひと日の疲れはお風呂でいやしましょう。
ほかにも、いっぱい楽しいかかしがいて、全部でどれくらいあったでしょうか。何百という数だったなあ。かかしは、町の人が一年がかりで作るそうです。元校長先生で能面を作る方が中心になって指導されているのだとか。それぞれのかかしの表情がなんともいえず生き生きしてて、見てるこちらも楽しくなってしまいました〜。きっと作ってる人も楽しんで作っているはず。そうでないとこんな楽しいかかしまつり、できませんよね。最高に楽しませていただきました。感謝!

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