Blue lagoon

Phoebe's music life
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『RENT』

ずいぶん前に映画館で見た『RENT』のブロードウェイでの公演がBSで放映されるというので、途中から録画しつつ、用事しながらちら見していたのだが、これが、めっちゃ素晴らしくて、ものすごーく遅れた『RENT』ブームに一人、陥っている。

2006年、映画を見たときには、人気のあるミュージカルが映画になったのか〜くらいの知識しかなかったのだが、今回、オリジナルの舞台にあまりに感動し、あれこれネットで調べたりYouTubeで関連映像を見たり。

映画もとても良かったのだけれど、オリジナルの舞台は数倍良かった。楽曲のすばらしさがすごくよく伝わってくる。音楽、ことに歌を支える楽器演奏がシンプルで、その分音楽の透明度があがり、それぞれの歌手のすばらしい歌と、重唱になったときの響きの心地よさが際立つ。演技も踊りももちろん歌にも圧倒されっぱなし。何度もうるうるしラストの『Seasons of Love』を聴いたあとは、一昼夜この歌に心身を占拠されてしまった。

そして、今回、作者のジョナサン・ラーションのことを初めて知った。7年の歳月、情熱をかたむけ300もの楽曲を書き『RENT』を仕上げた彼は、なんとそのプレビュー公演の初日(1996年1月25日)の未明に、マルファン症候群による胸部大動脈瘤破裂で急死。夢にまでみたであろう初日の舞台を、観客の完成を見ずして逝ってしまったというのだ。あんまりといえば、あんまりな。

このミュージカルには、エスニックマイノリティ、セクシャルマイノリティ、麻薬中毒やエイズといったものが織り込まれ、その中で苦しみながらも何かをつかもうとしている若者たちの姿が描かれていて、それらのエピソードの中にはジョナサン自身の経験によるものも多く含まれているという。

ジョナサン・ラーションと『RENT』という名作ができあがるまでの経緯は、こちらのサイトにとても詳しい。ジョナサンのただならぬ熱意、いろんな人との出会い、読ませてもらっていると、ひとつの名作が生まれるうねりのようなものが感じられて、また、うるうるしてきた。

ブロードウェイでの最終公演ということもあって、その熱気たるや……。『RENT』を心から愛する観客と一緒になって作り上げられた、一回きりの舞台。生の舞台を見てみたかったなあ。

DVD | 21:06 | comments(4) | trackbacks(0) | phoebe