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    ‘Round Midnight

    • 2007.05.28 Monday
    • 23:06
    昨日の暑さにすっかりバテ気味。夏が思いやられる。
    今日はだいぶん過ごしやすくひさしぶりに夜のウォーキング。海に近い宇品橋を渡って一周するコース。iPodも久しぶりに使う(^^;)。いつもはアルバムを選んで聴くけれど、曲ごとを選択して適当に歩き始める。風が心地いい。橋の上からの眺めが好きなので、このコースを歩くのは楽しい。

    流れてきたのが、‘Round Midnight。夜景とジャズがびっくりするほどマッチ。うーん、宇品じゃないみたいだな(笑。
    宇品橋 夜
    昼はこんな感じ。
    宇品橋
    ちなみに、ランダム?に流れてきたのは
    Jacob Karlzon Trioの「'Round Midnight」
    Samri Mikkonen 「1000 days left 」
    スーザン・グレアム ネッド・ローレム歌曲
    インマゼール/アニマ・エテルナ ハイドンの交響曲
    リッキー・リー・ジョーンズ「A lucky Guy」
    Pirates
    Pirates
    Rickie Lee Jones

    恥ずかしながら……

    • 2007.05.25 Friday
    • 21:52
    今日ノルウェー放送でラヴェルの「シェラザード」を初めて聴きました(^^;)。

    Maurice Ravel: Scherherazade
    Sopranen Denyse Graves er solist med BBC filharmoniske orkester, dirigent Yan Pascal Tortelier

    すんごい素敵な曲ですね!これはCDがほしい。おすすめ盤がありましたらぜひ教えてください<(_ _)>。

    いろんなオケをこうやって居ながらにして聴けるのはほんとありがたいですねぇ。BBCフィルハーモニックってどんなオケだったっけ?と調べてみたら、おおっ、BBCって名前のつくオケが五つもある(笑。このオケは、以前BSですてきな「惑星」を聴かせてくれたオケですね、たぶん。今日のラヴェルもいい演奏だったなぁ。特にフルート!聴きほれてしまった。

    それにしても、クラシックを聴いてると、日々、三歳児なみにいろんな疑問がわきまくるのです。すぐ調べられるようにパソコンを首からぶらさげて歩きたい気分。(老後もクラシックさえあれば、退屈なんていう言葉とは無縁でいられそう)。

    そんなあなたに(わたしだ)―目玉親父型クラオタ師匠「マエストロン」!―とか、誰か作ってくんないかなぁ。

    「この歌曲の詩を書いた人は?」「このオーケストラの歴史は?」と問えば即座に「それはじゃな、キタロー」と答えてくれる。コンサートも一緒。「今日は、○○が○○だったなぁと感じたんですが?」と述べれば「ううむ、お前の考えももっともじゃが、大事なところを見落としておるのぉ」って薀蓄をたれてくれる(笑。

    そんな機械がいつも肩に乗っかってくれていたら……。それはそれで怖いかな(笑

    『四季』 旅するヴァイオリン(とくに冬)

    • 2007.05.07 Monday
    • 23:18
    先日おしらせした―旅するヴァイオリン「四季」4つの街の物語―録画したものを、ようやく観終えました。

    ビバルディの「四季」の演奏にのせて、4人の気鋭の若手バイオリニストが、自分が育ち、暮らしてきた土地への愛着・季節の情感を、世界の人々に語りかける映像詩。

    といううたい文句どおり。映像も構成も内容もよくできていて、映画を観たような充実感がありました。冒頭、静けさの中でヴァイオリンの弦を張ったりする4人の手元や表情が大写しにされ、緊張感と期待感がたかまります。この演出はよいなぁ。そして美しい街の映像と、街の人々の様々な声。

    東京篇では、桜、花見の映像の合間に、子供たちに指導する庄司紗矢香の言葉を通して彼女の曲へのイメージが綴られ、夏は、オーストラリアの厳しく荒涼とした夏の風景と、ニキ・ヴァシラキスのエネルギッシュな演奏。秋のニューヨークは新学期の季節。エネルギーに満ち食欲の戻ったニューヨーカーたちが馴染みの店で交わす音楽談義。セントラルパークの短い紅葉の美しさ。チョーリャン・リンは台湾からこの街へ来たときの高揚感を語ります。

    そして冬。

    雪原の中をミュージシャンの友人たちと歌いながら歩くペッカ。ときどきばたっ雪の上に倒れこむ(笑。なんとも無邪気で楽しそうです。

    2月、ラップランドのムオニオ(ヘルシンキから飛行機で1時間、車でまた1時間、ほとんどスウェーデンとの国境近く)。アイスランド北部よりもなお北に位置する、雪とトナカイの地。この地に住むヤーッコ・アルタロさんの家でホームコンサートが行われるまでが描かれます。

    ヴァイオリンの弓におずおずと手を出す小さな子供に「僕の演奏終わったらね」とほほえみながら話すペッカのやさしい表情。外は寒くてもあたたかい空気が流れる家の中。
    フィンランド
    「(暗い)クリスマス前が一番きつく、2月になると太陽が少し顔を出し明るい気持になる」2月はそういう季節なのだそうです。ペッカも「すがすがしい晴天は僕たちを生き返らせます」と言います。

    「ここの暮らしは何十年も変わりません。今でもお客さまをトナカイで送り迎えします」と微笑むおばあさん。そんなラップランドはフィンランドの人たちを魅了する土地のようです。「南からここを訪れた人は、その後何度もやってくる。フィン語で‘ラピンホロロス’(ラップランドに夢中)になる」と言う演奏家たち。

    「仕事をあまりやりすぎると、自分が粉々に砕かれてばらまかれた気分になる、そんな時ここへ来ると、ばらばらだった破片がひとつに戻って、また人間に戻れた気がするんだ、ターミネーター2みたいに」とペッカが言えば「銀色の液体人間?笑」と友人たち。

    「ちょっと違うけどね」と笑う彼はこうも語ります「僕が子供の頃(フィンランドの)南部でもすばらしい冬がありました。今はもう無い。でもここラップランドでは昔ながらの冬を味わうことができます」「どの季節が音楽的なのかわかりませんが、フィンランド人の僕にとって冬が一番大切」「自分の本当に好きで大事だと思えることを見つければ、長い冬も乗り切れます。音楽もそのひとつです」

    今回一緒に演奏したミュージシャンたちの言葉の中でも、チェリストのヨエル・ラークソの話しは印象的でした。「最初、空の色として見えるのは緑と白と青だ、でも雪の反射の影響でありとあらゆる色が見えてくる。僕にとって冬はカラフルな季節だ」。

    フィンランドという国について、ペッカはこう語ります。
    「フィンランドの国民性は間違いなく‘内気’です」
    「僕らの位置づけは変わってるんです。ロシアやスウェーデンの支配下に置かれましたが、共通点はあまりない」(言葉もどちらにも全く似ていない、インド・ヨーロッパ語族であるスウェーデン、デンマーク語に対し、フィンランド語はウラル語族、フィン・ウゴル語派、のバルト・フィン諸語に属します)
    「民族的にはハンガリー人に近いけど、なんらかの理由で温かい土地を去りました。そして北上しこの土地を見つけた。長く定着したのだから、暗い冬にも適応したのでしょう」
    ヘルシンキのクリスマス
    「クリスマス、イヴにはばかみたいに食べて飲んで、プレゼントの交換をし、キャロルを歌い、酔っ払うと踊ったりもします。それでもまだ眠りたくないときは、午前3時や4時ですが、外へ出ます。戦争の英雄や歴代の大統領が眠っている墓地へ行くのです。作曲家の祖父(タネリ・クーシスト:「フィンランドの祈り」という素晴らしい曲を遺しています)と祖母が眠っています。こういった習慣が一年にリズムを与えるのです。同じことを繰り返すことで自分の中の体内時計が正しく刻まれていきます。僕には大切なことです」

    コンサートの夜、家の外には氷のキャンドルが灯り、観客には民族衣装を着たおばあさんも。ひそやかな冬の音楽。

    果てしない雪原を前にして、彼は最後にこう語ります。
    「この光景は昔から変わらずずっとここにある。それにくらべたら僕らがここにいるのは、ほんの短い間、いっときにすぎません。音楽にも同じことが言えます。音楽も永遠のもので、僕はちょっと触れただけ。僕が死んでも音楽はあり続ける、永遠に」

    朝陽の射し込む窓辺でゆっくりと「春」の冒頭を奏でるペッカ。その旋律が東京へ、オーストラリア、ニューヨークと受け渡されるフィナーレ。うーん、面白かった。

    ペッカの語るフィンランドへの思い、これは貴重でした。彼のヴァイオリンも19歳で録音したシベリウスのヴァイオリン協奏曲の頃とは、かなり変わってきていますね。

    東京とニューヨークという東西の大都市、摩天楼に映える束の間の桜と紅葉。オーストラリアとフィンランドの厳しくもすばらしい夏と冬。堪能しました。
    (写真は、放映内容とはまったく関係ありましぇーん)

    ドナドナ

    • 2007.03.14 Wednesday
    • 22:54
    ある日の会話から
    ‘(広島某所)あたりの道路にさしかかると、なんとも言えずさみしい気持ちになるんよーなんでかね’‘そうそう、わたしもあのあたり車で走ってるとドナドナが脳内に流れてくるんよねー’。

    そのやりとりを、mixiの日記に書いたところ、いただいたコメントから話がひろがり、ドナドナがイスラエルの民謡であることを知りました。これにはびっくり。なぜか勝手に東欧あたりをイメージしてました(^^;)。それと、もうひとつ教えていただたいページがこちら。これを読んでもひとつびっくり。なるほどなー、あの曲の持っているなんともいえない陰鬱な気分や重さは、こういう背景があったからなのかぁ。それにしても……。

    小さいときたまたまラジオとかで聞いて漠然としたおそれを抱き、いつまでも記憶に残る曲って、ありませんか。 この曲もそのひとつ。サビしか覚えてなかったけど、今、調べてみたらこんなに長い歌詞だったんだなぁ。
    言葉がすぐ頭の中で映像化されてしまうタチなので「燃えた命ひとつ」という部分を聴いて、人が燃える映像がイメージとして定着してしまい、いまだに恐怖感が抜けないパターンです。

    そういえば、以前フランス歌曲の英語訳を読んでいたときのこと。曲名、作詞者忘れましたが(^^;)そこにある‘不在感’がえらく切なく響いてきたので背景をたずねたところ、収容所で亡くなった詩人ロベール・デスノス(「最後の詩」が印象に残ってます)のことを歌ったものだと聞いて、納得。

    歌に織り込まれた背景、言葉の背負っている重さ、いろいろですねぇ。

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