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Phoebe's music life
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『ヘンダーソン夫人の贈り物』

『ヘンダーソン夫人の贈り物』
hendeson
(あらすじ)夫である富豪の死により、未亡人となったヘンダーソン夫人(ジュディ・ディンチ)が、これからどうすべきか、と考えるところから話は始まる。親友に相談を持ちかけるが(この親友が、なんかいい味だしている、ちびまるこちゃんにとっての、たまちゃんって感じの存在だ)刺繍も慈善事業もわたしには向いてないと悟ったヘンダーソン夫人、閉鎖になっていたウィンドミル劇場を観て「よし、買った!」となる。
 すご腕の支配人(ボブ・ホスキンス)を雇い、劇場経営に乗り出す。新しい興行方法で好調に滑り出すが周囲のホールも真似をはじめ、あっという間に落ち込む集客力。そんな中ヘンダーソン夫人は、裸の女性をレビューに登場させることを提案する。当時ヌードはご法度。しかし、担当官である幼馴染のトミー(クリストファー・ゲスト)をうまく説き伏せ‘女性はオブジェのごとく動かない’ことを条件に許可をとりつける。
 たちまち話題になり、大盛況のウィンドミル劇場。
 そんな中、世の中は第二次世界大戦に突入し、ロンドンも空襲にさらされる。その中でもヘンダーソン夫人たちは毅然と興行を続けるが…。

 
 これ、実話だそうです。 
型破りな行動力、いささかわがままで無邪気なところもあるヘンダーソン夫人を、ジュディ・ディンチが実に生き生きと演じています。とにかくこの英国の大女優と、ボブ・ホスキンスの演技がすんごく良い。笑いも涙も自在に演じる円熟味には脱帽です。監督のスティーヴン・フリアーズは、わたしの好きな映画「危険な関係」の監督でもあります。
Mrs Henderson
 ヘンダーソン夫人は、前の戦争で息子を(21歳という若さで)亡くしています。空襲下で興行を続けるウィンドミルに兵士たちが沢山来るようになり、最後、その事実が夫人の口からみんなに明かされるシーンでの、ジュディ・ディンチの存在感はさすが。「恋におちたシェィクスピア」での女王役での(ほんの少しの出演にも関わらず)すごい存在感をあらためて思い出しました。
Mrs Henderson 2
時折、フランスにある息子のお墓にでかけて時を過ごしたり、カヌーに乗って一人瞑想したり。そこで描かれる行動的な時の夫人とのコントラストが、また佳いのですね。老年の孤独と向き合い、毅然としている夫人の強さにとても惹かれるものがあります。そして、支配人との間の絆。言い合いばかりしてはいるけれど、深いところで理解しあっている関係は大人ならでは、かな。
 テンポよく進む、コメディやロマンスや音楽。そして戦時における舞台人としての気概も描かれていて、笑ったり泣いたり感動したり。あたたかさと切なさの凝縮されたいい映画でした。
 平日の昼間にしては珍しく、男性客の比率が多かった気がするのは、やっぱヌード?(笑。彼女たちの裸体はほんとにビューティフルでしたよ。できれば男性群は脱がないでほしかったな(笑。何にせよ、美は世の中の財産也。 
あ、そうそうトマス・アレンも出てます♪
Henderson 2


 
 
映画 | 00:06 | comments(2) | trackbacks(3) | phoebe

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COMMENT
こんにちは。TB&コメントありがとうございました。
丁度1年前にご覧になったのですね。とんでもなく遅いコメントで恐縮です。
笑いと感動、楽しいレビューとどんなことがあってもそのレビューを続けようという強い意志、様々な要素がうまく溶け合っていた映画でした。
同じ時代の日本が様々なものを禁止し、ひたすら耐乏生活を強制していたことを思えば、皮肉なことに舞台で裸を見せていた国の方がより健全であったと思えてきます。
ゴブリン | 2008/02/24 4:28 PM
ゴブリンさん、コメントありがとうございます。
わたしも、あれ?もう1年も経ってたっけ?とびっくりしました(笑。ほんと伝えたいことがしっかりしてて、なおかつ楽しめてといういい映画でした。


>同じ時代の日本が様々なものを禁止し、ひたすら耐乏生活を強制していたことを思えば、皮肉なことに舞台で裸を見せていた国の方がより健全であったと思えてきます。

同感です〜。心のやわらかさを失うって怖いですよね。
phoebe | 2008/02/25 10:01 PM
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2005年 イギリス 2006年12月公開 評価:★★★★☆ 原題:MRS. H
ヘンダーソン夫人の贈り物 | 銀の森のゴブリン | 2008/02/23 8:54 PM
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