Blue lagoon

Phoebe's music life
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鮭と猫  その1

暑中お見舞いもうしあげます。

うだるように暑い広島市街、リーガロイヤルホテルの向いの一等地に、深い緑に囲まれたひろしま美術館があります。特別展「山岡コレクション+ひろしま美術館」を観てきました。高橋由一の鮭の絵、一度本物を観ておきたいなぁ、と。
日本の近代絵画のパイオニア高橋由一。自画像からもその不屈の精神がびしばしと伝わってきました。どの世界も最初ってほんとに大変ですよね。試行錯誤しながら先人が切り開いてくれた道があるから、歩いていけるわけで。

由一さん、鮭の絵をいくつか描いていて、重要文化財の「鮭」(1877・東京藝大美術館蔵)がよく教科書などに載っているもの。今回のは「鮭図」(1879)は、身のつき具合も色も違っていました。それにしても暗赤色の身、鱗のひかり具合など、やっぱりよくできてるなぁ。照明が暗かったので近くに寄ってしばらく眺めてきました。鮭もすごいけど、鮭のかかっている柱の木目もものすごくリアルに描けていて、ほとほと感心。鮭以上にリアルだなぁ、なんて思いつつ。
鮭図

コレクションはけっこうな点数があり、興味深いものでした。黒田清輝や青木繁も。大昔、某所に「海の幸」の大きな複製画があって、よくそれをぼーっと眺めていたことを思い出しました。今回も、小さい絵ながら彼の絵から漂う魅力はすごかった。

で、その日の夜、絵の好きな友人と「鮭もすごかったけど、木目がすんごいリアルでびっくりしたよ〜。それにしてもあの新巻鮭、炭火で焼いて食べたらめっちゃ美味しいだろうねぇ」などと、ひとしきり鮭と絵画の話で盛り上がった翌日。

美術館の広報誌で「鮭図」の解説を読んでいて思わず「ええっ?」。なんとあの絵は板’の上に描いてあるんだそうです。ってことは、リアルだリアルだって騒いでいた板は、本物・・・・・・。鮭より木目に感心していたわたしって一体・・・・・・と、しばし呆然。由一さんごめん、と思わず心の中であやまったのでした。もうちょっと、鮭をじっくり見るんだった(TT)。

ところで、ひろしま美術館は、常設展示がすごいのです。最初に行ったときには、ただただびっくりでした。そのお話は、また次回。
美術 | 12:47 | comments(4) | trackbacks(0) | phoebe

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COMMENT
はじめまして。ひろりんと申します。

phoebeさんの日記を時々読ませていただいてます。
で、昨日ひろしま美術館の日記を読ませていただいて、「そういえば、日本洋画の展覧会もあったな〜」と思って、今日ひろしま美術館に行ってきました。
日本洋画はついヨーロッパの印象絵画に比べると地味な印象があったのですが、そんなことはない!
鮭と鯛がおいしそうでした^^あの鮭はどうやって食べるものなんか、気になります。
あと、海を描いた絵をみると、船が大抵帆船だったのですね。明治から大正の日本の風景をみると、当時生きていた訳ではないのですが、何だか懐かしい気がしました。

ところで、実は今日phoebeさんと私、お会いしてます。
某店でphoebeさんお帰りのところ荷物をお忘れになったときに声をかけた者です。
最近私も某店に通うようになりました。
時々おじゃまいたします。よろしくお願いいたします。
ひろりん | 2007/07/29 10:24 PM
僕も近々、ひろしま美術館へ行く予定です。
早く行きたいですね・・・
blue | 2007/07/29 10:46 PM
ひろりんさん、コメントありがとうございます。ええええ〜っ、面が割れていたのですね(大汗。あ、あのときの美しい女性はひろりんさんだったんだ。いやー、ほんとありがとうございます。おっちょこちょいで、よく忘れるんですよ。Tさんに「アルツハイマーはいってきたんじゃない?」とか言われてしまったけど(笑。マジで落ち着かねば、と反省中。

ひろしま美術館楽しまれたようで良かったです、うん、鯛もおいしそうでした(笑。今度某CD屋さんで、お会いしたときには、声かけてくださいね。また音楽の話も書きたいなぁと思っておりますので、ブログにもお立ち寄りください。
phoebe | 2007/07/30 10:20 AM
blueさん、コメントありがとうございます。近々いかれるご予定ですか?周囲の緑が暑さや喧騒をしばし忘れさせてくれますよね。いい空間です。ぜひ、展覧会楽しんできてください!
phoebe | 2007/07/30 10:21 AM
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