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Phoebe's music life
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昼の蝉 夜の鈴虫
 以前は、あ、季節が変わったなぁって感じる朝が必ずあったものだけど、このごろはなんだかはっきりしなくなった気がする。それなのに、春とか初夏とか秋とか、つまりは長袖のシャツ一枚でOKの心地よい季節がどんどん短くなってしまった。

今年の夏の蒸し暑さも、ようやく沈静化。夕べは肌寒いくらいの風に吹かれながら、本や雑誌を読み耽った。時間的。気持ち的、気温的に、こんな心地よい時間はほんとうに久しぶりで、眠りたくないくらいだったけど(寝ました、ちゃんと)。

夏の間、昼夜を問わず大合唱していた蝉たちも、鳴くのは昼間だけ。投票日前日の選挙カーみたいに、なにやら切羽詰った鳴き方をしているように感じるのは気のせいだろうか。夜はすっかり静かになって、よく透る鈴虫の鳴き声が響くのみ。

この間、ちっちゃい子から蝉の抜け殻を渡されて、手にとってつぶさに見た。実に精巧なつくりにほれほれしてしまう。きれいにたてに割れた背中から、蝉が出てくる様子を想像するとなんかすごい。その瞬間にたどりつくまで、蝉はたしか7年くらい幼虫として土中にいるんだっったよね(*)。

「君が生まれる前からこの蝉は土の中にいたんだよ、でね、一週間だけ鳴いて死んじゃうんだよ」とその子に言った。言ってから、なんかかわいそうになってしまい(蝉にたいしてか、子どもに対してか・・・・・・)、後悔しかけたとき「でも、この(抜け殻の)蝉は生きとるよね」という子どもの質問に救われた。「うん、生きとるよ。そこらへんで、がんばって鳴いてるよ」と答えたら、安心したような表情になってくれて安堵した。ふうう。泣かれなくてよかった。
うちの息子が、人が老いて死ぬことを知ってひどく泣いたのもこの年頃だったなぁ。

昼間は夏、朝夕は秋。蝉と鈴虫がきれいに季節を棲み分けているこのごろ。



* 調べたところ、幼虫の時期は3~16年(!)、成虫になってから1ヶ月くらいは寿命があるらしいです。
posted by phoebe | 22:14 | 季節 | comments(2) | trackbacks(0) |
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コメント
不忍池のほとりで、私も蝉の抜け殻を見つけましたよ。そう、抜け殻をよくよく覗くと、実に精巧な感じでありますね。子供の頃は、実家の近くでもよく見つけました。工業地帯の下町でしたが、けっこう、抜け殻がいたのですよ。樹の幹にくっついていたりとか…。

こちらも、だいぶ涼しくなってまいりました。今頃は、そんなに暑くもなく、かといって寒くもなく、よい按配ですね。^^
2009/09/15 21:43 by 遊牧亭
師匠、ありがとうございます。ほんとに、あの抜け殻の精密なつくりには、感動してしまいます。不忍池というのが、渋いですねぇ。
それにしても、あれを残して中だけ抜け出ちゃうのがなんとも不思議です。わたしも、脱皮して、若返りたいー(笑。

九州もだいぶ涼しくなってきたのですが、まだ蒸し暑かったりして、真夏のかっこうしています。うっかり夕方そのまま外へ出るとかぜひきそうですよね。秋の気配はとてもうれしい。本読んだり、音楽聴いたりが楽しい季節になりますね♪
2009/09/15 22:05 by phoebe
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