Blue lagoon

Phoebe's music life
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酒井抱一と江戸淋派の全貌展

今をさかのぼること二十数年前、どこで見たのか酒井抱一の「夏秋草図」に一目惚れ。国立博物館に行けば本物をみれると単純に考えていたわたしは、上京した折に上野をめざしたのでありました。しかし、常設展示はされていないと言われ、土砂降りの上野の森でがっくり肩を落とした日からん十年。

この「酒井抱一と江戸淋派の全貌」という展覧会を知ったのも、今年になってから。えええ!昨年は抱一生誕250年の年だったのですね。知らないまま終わらなくてほんとによかった。これを見ないわけにはいかないと、ほかの用事をむりやりくっつけて、ようやく最後の京都での展覧会にいってきました。

が、直前になって展示物は会期によって違うことを知り、「夏秋草図」はというと……わたしが行く日には展示されていない……!とほほ。最初から知っていれば、日にちをずらしたのに〜〜〜〜。
というわけで、やっぱり今回も恋いこがれたこの絵にはあえなかったのでした。


しかし、酒井抱一の作品にじかに触れるのは初めてで、その優美さ、繊細さ、粋、色彩の美しいこと……。声もだせないくらいに感動して、見入ってしまった。センスがいいというのもここまできたら、なんというのでしょうねえ。空間の使い方、色彩の配置、線描の優雅さ、もうため息しかでません。

「秋草鶉図屏風」
この作品は大きいもので、鶉の羽根の質感なんぞ、ほんとに見事。繊細に描かれたすすきの穂や葉のリズム感たるや……。見ても見ても飽きず、すわりこんで眺めてしまいました。毎朝、毎晩でも眺めていたい。

小品も、見事に描きこまれていて、まったく苦労したようにみえないところや完成度の高さが、モーツァルトの音楽のよう。流麗なかな文字にもうっとり。筆が完全に自分のものになっているというのか、筆がいきたいところを抱一の手がしっているといったらいいのか。

仏画や、水墨で描かれたこのような作品の幽玄さも、味わい深く。
「白蓮図」

13日まで、京都の細見美術館で開催中。今からもう一度すっとんでいきたいくらいです(涙。
さて、いつか「夏秋草図」とご対面できるのでしょうか。次は三度目の正直であってほしいものです。生きてるうちにチャンスがめぐってきますように。


美術 | 20:53 | comments(0) | trackbacks(0) | phoebe

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