Blue lagoon

Phoebe's music life
<< March 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | | - | - | スポンサードリンク

31年目の『FOR YOU』

 友人からレコードプレイヤーをゆずっていただいて接続したら、なかなか良い音が出て嬉しくて。とりあえずあるレコードから試聴しようと取り出したのが、大滝詠一氏の泣く子も黙る大ヒットアルバム『A LONG VACATION』。ちょうど梅雨明けの夜にはふさわしい、と懐かしのサウンドを聴いておりました。レコードをリアルタイムで聴いているので、ああ、やっぱこの音だよなあ、とCDでは今ひとつ味わえない味を味わっていたのでした。いろんな細工がちりばめられた心地よさ、さすが御大であります。

で、これまた隣にあったなつかしの山下達郎御大『FOR YOU』を取り出して聴いたのですね。これ、1982年とあるから、31年前ですよ、31年前。

中学の時にオールナイトニッポンの第二部でDJをしていた達郎氏を知り、ソロデビュー以前からのファンで、高校のときには授業中、頼まれもしない(誰も読みもしない)アルバム批評をこつこつ書いておりました。気骨と蘊蓄と実力を兼ね備えた理論派。実験的デビューアルバム『CIRCUS TOWN』はなかなか衝撃的でした。

『RIDE ON TIME』でブレイクして、そのおかげでやってみたかった多重録音によるDO-WOPPのカバー『ON THE STREET CORNER』を作った経験が、その次の『FOR YOU』に結実するのですねえ。音の厚みがぐんと増した充実の作り。

しかし、これがわたしの中では頂点で、このあたりから、ちょっとずつ達郎ばなれが始まります。この後数作はけっこう聴いた記憶があるのですが、どうも売れて落ち着いてしまって面白くなくなってきたんだったか、わたしの興味がクラシックへとだんだん移って行ったんだったか、今となってはよくわかりませんが。

で、A面(なつかしいでしょw)の最後の『FUTARI』。この曲、好きなんですよねえ。吉田美奈子さんが詞を書いてます。この曲の前に短いアカペラコーラスがはいってて、そのあたりから世界が構築されていくなかなか凝ったつくりです。大音量で、音世界に浸りました。

時間というのは不思議なものですね。実際に存在するのは音楽を聴いている、今、現在だけなのだけど、時間の層からにじみ出てくる深いものに、うるっときてしまいました。あの当時もいろんなこと思いながら切々と聴いてたんだろうけど、今思えば、とんでもないあまちゃんで、幸せで、めでたい自分でありました。

このあと、達郎さんは詞を自分で作りはじめます。男の詩でいきたいということで。なるほど、今聴くと、その理由もよくわかる気がします。

しかし、アナログな音、いいなあ。レコードやカセットテープ、CDにMD(一瞬だったな)と来て、今や形を持たなくなった音楽、いきつくところまでいくと、元に戻りたくなるんですかねえ。いずれにしても、これらは記録、まさにレコード。時間芸術としての音楽、となると、形として残らないないのが音楽ほんとの在り様なのかもしれませんが。




CD | 23:45 | comments(0) | trackbacks(0) | phoebe

スポンサーサイト

- | 23:45 | - | - | スポンサードリンク
COMMENT
POST A COMMENT









TRACKBACK URL
http://phoebe.jugem.cc/trackback/654
TRACKBACK
<< 『神様のボート』と『ハレルヤ』 | TOP | ストロベリー・アイスクリーム・ソーダ〜『夏服を着た女たち』(アーウィン・ショー、常盤新平訳) >>