Blue lagoon

Phoebe's music life
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Into the Woods

楽しみにしていた映画、Into the Woodsの公開。CDで音楽には親しんでいたのですが、ストーリーはよくわかってませんでした(汗。聞けば、パン屋の夫婦、魔女、赤ずきんちゃん、ジャックと豆の木、シンデレラがまぜこぜになってて、後半は「めでたしめでたし」の後日譚でけっこうシビアな展開らしい、といった程度。やっと詳細なストーリーがわかるとわくわくでした。

で、映画を観て、音楽はやはりすてきだったのですが、なんかCDから受ける感じと違うなあと。腑に落ちなくて、ソンドハイムの音楽の素晴らしさを教えてくれた人にその話をしたら、ブロードウェイのオリジナルキャストの映像があることを教えてくれたので早速鑑賞(映画のおかげで筋がわかる!)。いやあ、ほんとに素晴らしいの一言。で、感じたのは、ミュージカルの持ってるユーモアとか茶目っ気、スパイスの効いた(時にダークな)笑い、可笑しみみたいなのが映画に欠けていること。映画館ではほとんど笑いは起こらなかったけど、ミュージカルではお客さんがしょっちゅう爆笑してる!例えば、ミュージカル版でベルナデット(バーナデット?)・ピータースの演じる魔女はなんともチャーミング!メリル・ストリープはすごく上手だけど迫力ありすぎて若干怖かったなあ。とはいえ、メリル・ストリープの魔女がラプンツェルにむかって歌う「Stay with me」は素晴らしかったですが。

いずれにしても客席と一体になって作るあのミュージカルの雰囲気を映画にするのは大変なことだなあと見比べてみて実感。とはいえ、映画になることでソンドハイムの音楽の素晴らしさをより多くの人に知ってもらうきっかけになっただろうし、ミュージカルに忠実に作られている映画のおかげで、この物語の中にちりばめられたたくさんの深い意味、物語、それらを考えるきっかけをもらえたのは実にありがたいことでした。

だれもが素晴らしさと愚かさを併せ持っている、そのほろ苦さ。ときに辛辣に残酷に。その中ですこしずつ成長し、すべて受け止めた上で歌われる「No one is Alone」。物語を理解してその流れの中で聴いてはじめてわかる、その歌詞の深さと音楽の美しさがあらためて心に沁みました。人間って愛おしい生き物ですねえ。自分の人生のたくさんのterrible mistakesを、あたたかく包んでもらえるような気がして、聴くたびに涙がほろほろ。そのほかにも、たやすく正邪を決めてしまうことのおそろしさや自分自身で考えることの大切さ、この歌に込められた意味が今ほど必要とされているときもないのじゃないかしら、と思ったりします。真っ向から言葉にしてしまうと薄っぺらくなるけれど……。

Hard to see the light now.
Just don’t let it go.
Things will come out right now,
That’s the best I know.
Someone is on your side,
No one is alone.

ひとつひとつのエピソードや言葉に込められた意味を考え始めると、まだいくらでも深読みできそうで、英語が理解できたならと残念。

それにしても、ソンドハイムの音楽ってチャーミング、そして音楽というぴったりした皮膚を得て生き生きと跳ねているような言葉!たまらないですね。このごろソンドハイム漬けで、youtubeで映像のはしごしてます。彼の80歳のバースデーコンサートではミュージカルスターの人たちの歌のうまさと表現力のすごさに圧倒されっぱなし。最後のほうの女性6人による歌の競演では、歌詞の意味なんて全然わからないのにぼろぼろ涙がこぼれちゃって。一度、ブロードウェイでソンドハイムのミュージカル!観てみたいなあ。

映画 | 23:32 | comments(0) | trackbacks(0) | phoebe

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