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『SOME OTHER TIME』BILL EVANS

JUGEMテーマ:音楽

 

JAZZのことはさっぱり詳しくないのですが、ビル・エヴァンスの幻の録音がすごいと友人が聴かせてくれました。このアルバム、躍動感あふれる演奏がなんともいえず素敵、聴いててワクワクします。

 

最初にビル・エヴァンスの演奏に接したのは、20歳くらいの時。スウェーデンの歌姫モニカ・セッテルンドの『Waltz for Debby』を聴いたのが初めてでした。これがとても好きで繰り返し聴いていました。モニカのしっとりした哀調を帯びた声と、ビル・エヴァンスのリリカルでなおかつ情感あふれるピアノ。タイトル曲にもなっている『Some Other Time』もいつの間にか耳になじんでいました。

 

 

しかし、ふだんはついついCD聴きながらあれこれしちゃうもので(今も……、笑)ある夜、じっくり聴いてみようとこのアルバムに耳を傾けていたときのこと、最後に『Some Other Time』が始まった瞬間ぞぞぞぞっとしました。なんでしょう、このイントロの美しさ。この上ない詩情。ビル・エヴァンスのピアノが雨の雫のように、静かにこぼれて、エディ・ゴメスとジャック・ディジョネットの紡ぐ音が、宝物をくるむように優しく寄り添う……。聴いているうちに涙がこぼれてとまんなくなりました。年とって涙腺ゆるみがちではありますがCD聴いてて涙が出るなんて久しぶり。50年前の演奏をこうやって聴けるしあわせを思ったことでした。

で、びっくりしたのですが、これってバーンスタインが作った曲なのですね。知らなかった。

Youtubeには、バーンスタイン自身がピアノを弾いている『Some Other Time』がありました。途中バーンスタイン自身も歌ってます。声、渋いなあ。

 

実は4月に父を亡くし、ちょっとめげています。陽気で音楽好きだった父との思い出はいろいろあって、思い出すとその不在がよけいに身にしみてきたりします。

 

葬儀から戻ってしばらく、この曲をぼーっと聴いていました。不思議に心が安らぐのです。以前、大阪のシンフォニーホールでのコンサートに両親を招待したとき、環状線の大阪駅で父とはぐれた話は以前に書いたかな。さんざん探してへとへとになり、仕方なくシンフォニーホールに行ったら、ちゃっかり先にコンサートホールに到着していた父。『Some Other Time』またいつかどこかで「なあんだ、先に来てたのね」と笑って言えるといいなと思うのです。

posted by phoebe | 22:04 | CD | comments(0) | trackbacks(0) |
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