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Phoebe's music life
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たった三つのボタンだけれど

所用があって高松に帰ってきた。実家の母の病院での検査がちょうどあって、送迎したりあれこれ話をしたり。

やはり、父が亡くなってからまだ半年。その不在の大きさがとてもこたえているようで、せめてもの親孝行と時間いっぱいいろんな

話をする。女同士のおしゃべりって尽きないのですねえ(笑。

母がずっと自作の短歌を書きつけているノートを見せてくれて、すごいねえ、とめくっていたら、最後のページに私が昔作った詩が書きつけてあった。詩誌に投稿して、すいせん詩に掲載してもらった詩だが、その冊子をなくしてしまい、なんとかその詩を調べられないものかと困っていたところだった。なんとなんと!ほんとにうれしかった。母というのはありがたいものでありますね。

 

幼稚園へ通い始めた年の息子とのひとこま。幼稚園へと続く並木の美しさ、なつかしい。

今はボタンにも給食?にも苦労しなくなっただろうけれど、遠くからエールを送っている、わたしもまた、母なのでした。

 

    たった三つのボタンだけれど

 

  たった三つのボタンだけれど

  君は毎朝苦労するよね

  幼稚園の制服はお姉ちゃんのおさがりで

  ひと夏すぎると急に窮屈になった

 

  ボタンをかけている間

  大きなボタンとボタンホールを交互に見較べ

  真剣なまなざしをしている

  かけ違ったらまたやり直そうよ

  

  おかあさんなど 今までいくつのボタンをかけ違えたか

  人生手帳 なんていうのがあったら

  きっとまちがいの×で真っ黒だね

  

  制服を着終えると

  「今日も給食ある?」

  「もちろん」

 

  考えこむように俯く君の手をひいて欅並木を歩いてゆく

  半分過ぎたころ「やっぱり給食全部食べる!」と歩を早める

  たとえコップ袋にパンのかけらが残ってても片目つむってあげよう

  人生4年生の奮闘に敬意を表して

  (×だらけのおかあさんからで悪いけど)

  ちいさなはなまるさしあげます

  

 

posted by phoebe | 21:50 | | comments(0) | trackbacks(0) |
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