Blue lagoon

Phoebe's music life
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検索キーワード

すっかりブログを放置してしまっていると、文章を書くのにも四苦八苦。 Into the Woodsの感想書くのにえらく時間がかかってしまいました。やはり何でも続けなきゃいけませんねえ。昨年iPhoneにしたとき、Facebookとかへの投稿もしやすくなるなあ、と思ったのですが、なぜかiPhoneにしてからのほうが、投稿しなくなってしまった(笑。

で、たまにアクセスログの検索キーワードを見ると、必ず上位にあるのが「肩ひねると痛い」とか「筋肉 癒着 はがす」。いつもそれを見ては一人苦笑い。思い出しただけで冷や汗がでる「痛〜〜〜〜〜い」記事を皆さん読んでくださっているのですね。五十肩でお悩みの方の役にたつといいのですが。実は左肩のあと右肩もやりまして。左肩をはがしてくれたおじいちゃん先生はその間にお亡くなりになり、右肩は息子さんがはがしてくれました。もちろんお父さんだろうが息子さんだろうが、めっちゃ痛いことに変わりありません(涙。前かがみになってるみなさま、肩甲骨をよーく動かして、肩の可動域をしっかり確保してくださいね。





よもやま話 | 21:09 | comments(0) | trackbacks(0) | phoebe

Into the Woods

楽しみにしていた映画、Into the Woodsの公開。CDで音楽には親しんでいたのですが、ストーリーはよくわかってませんでした(汗。聞けば、パン屋の夫婦、魔女、赤ずきんちゃん、ジャックと豆の木、シンデレラがまぜこぜになってて、後半は「めでたしめでたし」の後日譚でけっこうシビアな展開らしい、といった程度。やっと詳細なストーリーがわかるとわくわくでした。

で、映画を観て、音楽はやはりすてきだったのですが、なんかCDから受ける感じと違うなあと。腑に落ちなくて、ソンドハイムの音楽の素晴らしさを教えてくれた人にその話をしたら、ブロードウェイのオリジナルキャストの映像があることを教えてくれたので早速鑑賞(映画のおかげで筋がわかる!)。いやあ、ほんとに素晴らしいの一言。で、感じたのは、ミュージカルの持ってるユーモアとか茶目っ気、スパイスの効いた(時にダークな)笑い、可笑しみみたいなのが映画に欠けていること。映画館ではほとんど笑いは起こらなかったけど、ミュージカルではお客さんがしょっちゅう爆笑してる!例えば、ミュージカル版でベルナデット(バーナデット?)・ピータースの演じる魔女はなんともチャーミング!メリル・ストリープはすごく上手だけど迫力ありすぎて若干怖かったなあ。とはいえ、メリル・ストリープの魔女がラプンツェルにむかって歌う「Stay with me」は素晴らしかったですが。

いずれにしても客席と一体になって作るあのミュージカルの雰囲気を映画にするのは大変なことだなあと見比べてみて実感。とはいえ、映画になることでソンドハイムの音楽の素晴らしさをより多くの人に知ってもらうきっかけになっただろうし、ミュージカルに忠実に作られている映画のおかげで、この物語の中にちりばめられたたくさんの深い意味、物語、それらを考えるきっかけをもらえたのは実にありがたいことでした。

だれもが素晴らしさと愚かさを併せ持っている、そのほろ苦さ。ときに辛辣に残酷に。その中ですこしずつ成長し、すべて受け止めた上で歌われる「No one is Alone」。物語を理解してその流れの中で聴いてはじめてわかる、その歌詞の深さと音楽の美しさがあらためて心に沁みました。人間って愛おしい生き物ですねえ。自分の人生のたくさんのterrible mistakesを、あたたかく包んでもらえるような気がして、聴くたびに涙がほろほろ。そのほかにも、たやすく正邪を決めてしまうことのおそろしさや自分自身で考えることの大切さ、この歌に込められた意味が今ほど必要とされているときもないのじゃないかしら、と思ったりします。真っ向から言葉にしてしまうと薄っぺらくなるけれど……。

Hard to see the light now.
Just don’t let it go.
Things will come out right now,
That’s the best I know.
Someone is on your side,
No one is alone.

ひとつひとつのエピソードや言葉に込められた意味を考え始めると、まだいくらでも深読みできそうで、英語が理解できたならと残念。

それにしても、ソンドハイムの音楽ってチャーミング、そして音楽というぴったりした皮膚を得て生き生きと跳ねているような言葉!たまらないですね。このごろソンドハイム漬けで、youtubeで映像のはしごしてます。彼の80歳のバースデーコンサートではミュージカルスターの人たちの歌のうまさと表現力のすごさに圧倒されっぱなし。最後のほうの女性6人による歌の競演では、歌詞の意味なんて全然わからないのにぼろぼろ涙がこぼれちゃって。一度、ブロードウェイでソンドハイムのミュージカル!観てみたいなあ。

映画 | 23:32 | comments(0) | trackbacks(0) | phoebe

『優しきフランス』フォン・オッター フランス歌曲集

お久しぶりです。とにかく忙しくて音楽を聴く心の余裕、時間の余裕、体力がいずれも不足中。そんな中でとっても久しぶりにノルディックサウンドでCDを購入。フォン・オッターのフランス歌曲集。

かっこいいですねえ。すてきですねえ。こういう風に年とらなきゃですねえ。フォン・オッター姐さん、しびれます。誠実な歌とにじみ出る知性。清々しい色気や茶目っ気もあり、気っ風のよさも感じられる。それらがとても自然に溶けあって、それぞれの歌をすてきに届けてくれます。

CD1枚目はクラシックの作曲家の歌曲、2枚目はシャンソンのスタンダード、どちらも実によいです。なんとも心地よく、上質のカフェオレを楽しむごとく一日の終わりにまったりと聴いてます。

リーフレットの裏表紙でウィンクしてるフォン・オッターが実にチャーミング!
CD | 21:55 | comments(0) | trackbacks(0) | phoebe

『ガーンジー島の読書会』メアリー・アン・シェーファー、アニー・バロウズ

メアリー・アン・シェイファー,アニー・バロウズ

メアリー・アン・シェイファー,アニー・バロウズ

 木曽さんちで紹介されていて読みたいなあと思っていた『ガーンジー島の読書会』を読了。

第二次世界大戦後のロンドンで、名前が売れ始めた女流作家ジュリエットが主人公。偶然、彼女の蔵書であったチャールズ・ラムの「エリア随筆・選集」を手にした、ガーンジー島のドージー・アダムズから届いた一通の手紙。そこから、ジュリエットとガーンジーの島の人々、そしてもう一人の主人公とも言えるエリザベスの物語が始まる。大戦時、ドイツ軍に占領されていたガーンジーの人々の苦難、自由な精神でそれに立ち向かおうとしたエリザベス。そのほとんどが書簡という形で描かれていく。

書簡なのでとても読みやすく生き生きとしていて、一気に読むことができた。占領下での悲惨な状況やつらい別れ、収容所での様子が描かれている箇所では胸が詰まるけれど、島の読書会の個性豊かなメンバーや、美しい自然、そしてジュリエットの親友ソフィーとその兄シドニー(仕事のパートナー)との愛情やユーモアあふれるやりとりに、時折くすっと笑いながら、最後はとても幸せな気持ちで本を閉じることができる。

「私が読書を愛するのは、それがあるからです。本の中で、ある小さなことが読み手の心を捉えると、その興味がべつの本へと読者を導き、第二の本の中の小さなできごとが、またべつの第三の本へと誘う。幾何学模様のように広がっていくのですー行き着く先はなく、ひたすら純粋な喜びのためだけに。」(ドージーにあてたジュリエットの手紙より)
 
ひたすら純粋な喜びのために、という言葉が心に響いた。作者のメアリーそのものが出ているような気がする部分だ。

衛生状態は悪く、食べるものは極端に不足、自由もない。そんな中で本を読むということ。そんな状況をとても想像できないのだけれど、そんなときだからこそ、本が人々の心を救い結びつける役割を果たしたのかもしれない。

それにしても、戦争はないに限る。自由に本を読み音楽を聴き、それを語ることができる幸せをあらためて噛みしめる。

ジュリエットの恋も大切な要素。彼女を取り巻く男性たち、とくに彼女に猛アタックをかけるアメリカの資産家のマーク・レイノルズは、なんだか憎めないキャラで(笑、映画化するとしたらこの役を誰にやってもらうか考えるだけでも、かなり楽しいかも。バラが似合う人じゃなきゃだめだな。

フランスにとても近いところにあるガーンジー島、まったく知らない場所だったけれど行ってみたくなった。イギリス王室属領だけれど、高度な自治権を有しているとのこと。主要都市の欄に「不明」って書いてあるのが渋い。

著者のメアリー・アン・シェーファーは、この本が最初で最後の著書で、完成を待たずに世を去り、姪の作家、アニー・バロウズが引き継いで完成させたとのこと。きっとすてきな人生を送った人なのだろうなあと想像する。

そして、この本を読んだあとは猛烈にお手紙が書きたくなること間違いなし。ただ、ネタと時間がないのだなあ(涙。そのうち私からわけもなく手紙が届いたりしたらきっとそれはこの本のせいです、お許しあれ(笑。


| 22:59 | comments(0) | trackbacks(0) | phoebe