Blue lagoon

Phoebe's music life
<< April 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | | - | - | スポンサードリンク

『For The Roses(バラにおくる)』ジョニ・ミッチェル

 昨年購入したミニバラが巨大化し、今では樹高80センチほどに成長。うどんこ病に打ち勝った一輪だけが、花を咲かせた(感涙。

しかし、このデカさ、もはやどこからどう見ても’ミニ’バラではないw。




バラつながりで、久しぶりにジョニ・ミッチェルの『For The Roses 』を聴いてみる。音的にはポップでアコースティック、今の季節によく合う。が、歌詞は難解やなあ。アルバムタイトルは『For The Roses 』だが、歌詞の中にバラは登場しない。こちらに詳しい。


このアルバムの11曲目、これまで聴いた彼女の曲の中でも一番すきな「Woman of Herat and Mind」の歌詞をしばらく眺めてみる。ほかの曲に比べて、わかりやすく手触りがやわらかで、彼女の女性としての素の部分が見えてくるようで、曲、詩ともにすごく好きなのだが、いざこれを日本語にといわれると、まずタイトルからして、どないせいっちゅうねん、なのだ。


I am a woman of heart and mind 


小倉ゆう子さんの対訳では「私は心も考えもある女」なるほど、である。豊かであたたかな愛情、そして知性とちゃんとした考え方を持ち合わせたひとかどの女ということになろうか。


You come to me like a little boy

And I give you my scorn and may praise

You think I'm like your mother

Or another lover or your sister

Or the queen of your dreams

Or just another silly girl

When love makes a fool of me


小さい坊やのように私の元へ来たあなた

私はあなたに侮辱も賛美もあたえた

(おお、飴とムチでんな)

私のことを母親のように思っているのね

それとも恋人?姉?

それとも夢に見た女王様?

それともただの愚かな小娘かしら?

愛は私を愚かにするから

(惚れた弱みかw)


そして、そのあと、その坊やが強がる様を描き「空虚な気持ちにならないのかしら?」とつぶやく。「私が望むのは愛情と敬意と情熱をすこし」なのにね。


But you know I try to be there for you

When your sprits start to sink


でも、あなたの心が沈んでいる時

私はあなたのためにそこにいてあげようと思っている

(という彼女はやっぱり Woman of heart and mind)


Or do you really feel it?

Do you really laugh?

Do you really care?

Do you really smile

When you smile?


(たたみかけるようなこの件、いっしょうけんめい本音で生きてる?って言われてるみたいで、坊やでなくともちょっとひやりとする)


You know the times you impress me most

Are the times when you don't try

When you don't even try


でも私が一番感激するのは

あなたが自然なあなたでいる時

何も自分に強いてない時


こうしめくくるのである。

強がることも、不必要に批判することも、お世辞をいうこともいらない、

素のままのあなたに、わたしは一番感動するんだから、わかってる?

という大人の女性ですねえ。


植物を育て始めて殊に思う、育てるということのむつかしさ。相手が植物でも動物でも、もちろん人でも、毎日、きちんと見ていてあげること(過保護ではなく)、相手が今育つために何を必要としているかを察すること、そして、それを過不足なくしてあげること。言葉にするのは簡単だけれど、ほんとに大変だ。実際、失敗の連続……。


歌からちょっと脱線してしまったが、彼女がこの坊やを育てたのちに、彼は巣立っていくかもしれない。「薔薇の騎士」の元帥夫人よろしく、彼女も、ハンカチを残して舞台を去ったあとのSolitudeに耐え、味わうことのできる強さを持った女性なのだろうな、と思う。


CD | 15:43 | comments(2) | trackbacks(0) | phoebe

『Omani uni ―自分の夢』  エンマ・サロコスキ 

夢といえば伊勢エビ、じゃなくて……「インセプション」。面白い映画でしたね。そういえば最近わたしは夢の中で眠ってまた目覚め、そのあとほんとに目覚めるという芸当を成し遂げました。ほんとに起きてるのか?と、思わずコマまわしました(ウソ)。

夢の層が幾重にも重なる世界、この『Omani uni  自分の夢』もいわくいいがたい魅力が層をなしているすてきなアルバムです。ヴォーカルのエンマの声は実にキュートで魅惑的。好きだなあ、この声。セッションに参加しているペッカ・クーシストのヴァイオリンも冴えてます。

弦楽四重奏をバックにときに幻想的に、ときに熱っぽく物語を紡いでいく曲たち。月夜の青白い風景が見えかくれするような世界にひきこまれ、最後まで夢中で聴きとおしまいました。今夜もまたリピート中。バーバーのドーバービーチのような響きを感じるところもあったりします。ひんやりした寂寥感や、うちに秘めた情熱、そこはかとない不安感、ちょっと甘いせつなさ、どの表情も魅力的で、いやはや、これは虜になってしまいますね。


Jupiter JUP506 マリア・ユリパー、エンマ・サロコスキ − Omani uni (自分の夢)
 Kauniin naisen laulu (美しき女 (ひと) の歌) Kummulla kuun kiilassa Minä rakastan sinua mutten
 Meren tavat Nurmilintu Vapautensa antanut Omani uni (自分の夢) Ja lopuksi
 Kyllikin laulu (キュッリッキの歌) Pohjolan kevät (ポホヨラの春) Sininen yö (青い夜) Kiestinki
  エンマ・サロコスキ (ヴォーカル) マリア・ユリパー (ヴォーカル) ユッカ・ペルコ (アルトサックス)
  アンティ・ロトヨネン (ベース) オラヴィ・ロウヒヴオリ (ドラムズ) マイヤ・リンコラ (ヴァイオリン)
  エリナ・ヴィータサーリ (ヴァイオリン) ロッタ・ポイヤルヴィ (ヴィオラ) マルクス・ホホティ (チェロ)
  ペッカ・クーシスト (ヴァイオリン) 
          *ノルディックサウンド広島  Newsletter 141より*




CD | 22:37 | comments(2) | trackbacks(0) | phoebe

クリスチャン・イーレ・ハドランの弾く ショパンとシューマン

いつ果てるともなき太陽光線の攻撃に、光合成好きのわたしも息たえだえになっておりましたが、ようやく吹き始めた涼風。涙がちょちょぎれるほどうれしいです。ようやくクラシックを聴く元気が出てきましたぞ。

しばらく超緊縮財政(まあ、今もあんまりかわんないんですけど)だったので気になるCDも見てみぬふりだったのですが、もう我慢ならず、ずっと気になっていたこのクリスチャン・イーレ・ハドランのショパンとシューマンなど数枚をノルディックサウンド広島に注文。先日聴いたネットラジオでの演奏に深く感銘したというのもありまして。

というわけで窓外に秋の虫が鳴く窓辺で、とろけそうな心地で美しいピアノを堪能しております。とてもしっかりした音でありながら柔らかく、けしてひとところにとどまらず流れていく水のようで、ときに深い響きの余韻が馥郁と香る。ほんとうに美しいピアノ。でもって、ところどころで胸うたれうるっとくる奥深い表現がまた……。聴いてるだけで、幸せだなあ。すばらしい。

ノルウェーのピアニスト、クリスチャン・イーレ・ハドランについてはこちらに詳しいです。イジー・フリンカや、アンスネスのお弟子さんなのですね。うんうん、だろうなあ。ヘンニング・クラッゲルードとのシンディングでの共演などもあります。


PSC1307


Simax PSC1307
フレデリク・ショパン (1810-1849) 即興曲 (Impromptu) 第1番 変イ長調 作品29
 3つの新しいエチュード (Trois nouvelles études) (1939)
 即興曲 (Impromptu) 第2番 嬰ヘ長調 作品36 即興曲 (Impromptu) 第3番 変ト長調 作品51
 ロンドー (Rondeau) 変ホ長調 作品16 (序奏とロンド)
ロベルト・シューマン (1810-1856) 花の曲 (Blumenstück) 作品19 森の情景 (Waldszenen) 作品82
  クリスチャン・イーレ・ハドラン (ピアノ)
CD | 19:51 | comments(0) | trackbacks(0) | phoebe

『ゴールデンスランバー』スティーヴ・ドブロゴス

スティーヴ・ドブロゴスの『Goleden Slumbers』。ドブロゴスのピアノソロによるビートルズナンバーのカバーアルバムです。実に心地よいです。しーんとした静けさへ、にじむようにピアノの音が響いていきます。
耳慣れたメロディが、こんなに新鮮な音の配列だったことに、時おりはっとしながら、黄金のまどろみはつづくのでありました。
CD | 22:24 | comments(0) | trackbacks(0) | phoebe