Blue lagoon

Phoebe's music life
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大フィル&竹澤恭子

昨夜は、久しぶりのコンサート。コンサートも久しぶりならば、シベリウスも久しぶり。しかもソリストが竹澤さんとあって、楽しみにしていました。

指揮:大植英次 ソリスト:竹澤恭子(ヴァイオリン)

曲目:歌劇「オプリチニク」第4幕より“踊り”/チャイコフスキー

    ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47/シベリウス

    交響曲 第4番 ヘ短調 作品36/チャイコフスキー

          (2012/2/24    於:アルカスSASEBO)


大フィルは、ずいぶん前にこれを聴いて以来。(このときは、指揮がラモン・ガンバで、ソリストはマッティン・フロスト……最近、アホの協奏曲をヴァンスカ氏と共演してましたね〜)

大植氏の指揮で聴くのは初めて。とっても小柄でスリムな方なので驚きました。顔写真をみて、なぜか、がっしりした人だと思い込んでた……(笑。パワフルな指揮ぶりで満席に近い状態の会場は熱気に包まれておりました。

バーバーのヴァイオリン協奏曲のCDでファンだった竹澤さん、実際はもっともっと素敵でした。力強くてちょっと渋めでとても高貴な音色、演奏に漂う品格というか風格というか。感動して、久しぶりに泣かされてしまいました。

この曲をペッカ・クーシストとラハティ響で聴いて以来、すでに13年(!)、これまで何度もこの曲の演奏を生で聴きましたが、今回は、そのとき以来の心底満足できる演奏でした。女性が弾くと今ひとつ物足りない感が残ることが多かったのですが、今回はすごくいい意味で「男前」な演奏だったなあ。3楽章冒頭のリズムも、かっこいい〜。終わってからの会場の拍手もすごくて、わたしも生まれて初めてブラボー(ちょっとちっちゃめの)を叫んでしまいました(笑。幸せな時間でありました。

チャイコフスキーの曲は、両方とも猛烈に威勢がよくメリハリの効いた演奏でした。それにしても、なんと感情の起伏のすごい曲!いったいチャイコフスキーはどういう気持ちでこの曲をかいたのだろう?と演奏を聴きながら様々な思いが……。

あ、そうそう、曲の途中でコンサートマスター氏のヴァイオリンの弦がきれたようで、すぐ隣の人のヴァイオリンと交換、隣の人は、やにわに懐から何かを出し(多分それが替えの弦だったのだと思うのです)ヴァイオリンとともに次々と後ろの人と交換していき、一番後ろの人が弦を張り替えて、また前の人へ。そしてヴァイオリンが途切れるところで、無事、コンサートマスター氏のもとに戻ったのでした。初めてみましたが、すごい見事な連携プレーでした。
コンサート | 22:44 | comments(4) | trackbacks(0) | phoebe

新日本フィル&ダニエル・ハーディング

台風の風雨がおさまりかけた夕方、アルカスSASEBOでのコンサートにでかけた。


□プログラム エルガー作曲 チェロ協奏曲ホ短調 op.85
      ベートーヴェン作曲 交響曲7番イ長調 op.92

   チェロ ウェン=シン・ヤン
 ダニエル・ハーディング指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団

新日本フィルは、おととしサントリーホールでのマーラーの8番を聴いたので、2度目、のはず。しかし、なんせ巨大な曲だったので、良かったという記憶はあるものの、途中寝たりしたため(すみません……)オーケストラの音をしかと聴けた今回、その魅力がはじめて伝わってきたような気がする。

コンサートに先だって、1時間ほどの公開リハーサル。前日、同じプログラムを東京で演奏してるからか、要所要所をかいつまんで、効率のよいきびきびしたリハーサル、すごくムードが良かった。ソリストのウェン=シン・ヤンも、ハーディングも、眼鏡をかけていて、二人して登場すると、なんだかウォーリーを探せのウォーリーがブラザーズになった出てきたみたいなw。ソリスト氏はとても紳士的な雰囲気を持っていて、とにかく長身!これだけ大きくて手足が長かったら、すんごいしっかりした懐の深い音が出るのでは、とわくわく。ほんとにしっかりした音が響いてきて、気持ちよかった。

いざ、本番。
普通のプログラムでは序曲とか短い曲が最初にあるけど、今回はエルガーからはじまる。これ、いいなあ。最初の曲のあと配置がえとかしなくていいから、すごく引き締まる。ウェン=シン・ヤン氏は、スイスのベルン生まれ(両親は台湾人)、1991年ジュネーブ国際音楽コンクールで優勝。24歳でバイエルン放送交響楽団の主席チェロ奏者(2004年まで)。

ほんとに豊かな音量と、正確な音。端正で渋いわたしの好きなタイプの演奏、しかもオーケストラがまた素晴らしい。この曲は、演奏会でも何度か聴き、CDでも聴いているはずだったけれど、今回たくさん新しい発見があって、おお、こんな曲だったのか、とわくわくしながら聴いていた。音楽がとてもクリアに見えてくる。途中、ああそうだ、ハーディングはイギリスの人だということを思い出す。エルガーがこんなに豊かな音楽を書いていたんだということをあらためて教えてもらった気がした。ソリストとオケのアンサンブルもすばらしくって、これまでコンサートで聴いたこの曲の演奏の中で、一番よかった。

休憩中、お手洗いから席にもどろうとすると、ロビーで人だかり。ハーディング氏が募金箱を持っている。まわっている。ハーディング氏、近くでみたら、ほんとに小さい。顔も体も。わたしでもお姫様だっこできちゃんじゃないかと思うくらいに(んなことはないか)。しかし、そのちっちゃな体のきびきびした動きからはエネルギーがわきでてるみたいだった。

後半、ベートーヴェンの7番。とにかく楽しかった。2楽章!!こんなに美しい音楽だったのかしらん、と何度もうっとり。耳慣れているはずの曲なのに、これまた新しい発見がたくさんあった。

オーケストラの弦のやわらかくてあたたかい音色、透明感のある管楽器のアンサンブルの良さ。一糸乱れぬ集中力。テンポが早くなっても、けして熱くなりすぎず、自然な音楽のうねりが心地よくわきでてくる。ハーディングの指先が直接楽器を奏でているのではないかと思うくらいに、オケがひとつの楽器として鳴っていて、その生命感、躍動感がほんとにいい。音楽を聴く幸せを久しぶりに満喫させてもらった。

数ヶ月前、アルカスでN響を聴いたけど、うーーーんと、新日本フィルのほうが好きだなあ。
ほんとにいい演奏会を楽しませていただいて、感謝。
終演後は、一度弱まっていた雨が、再び土砂降りになっていたけれど、それすら心地よく思える気持ちのよい夜だった。



コンサート | 22:00 | comments(2) | trackbacks(0) | phoebe

コンセルトヘボウのマーラー3番

 11月22日、サントリーホールでコンセルトヘボウのマーラー3番聴いてきました。いや、すごかった。3番はなかなか聴けないし、コンセルトヘボウはいつか必ず生で聴いてみたいオーケストラだったので、このプログラムを見つけたときから、周到に?準備(笑。仕事の差し支えもなく、今回聴けてほんとによかった。正直、聴き終えた晩は、思い出すたびに目頭あつくなるほどでありました。いや、年とともにもともと弱い涙腺がますます……。

一番後ろの席だったので、すごくリラックスして聴けたのもありがたかった。ブーツ脱いで、ストールをひざかけにして、もうすっかりお家でCD!っぽい状態(笑。ところが冒頭のホルンが鳴り響いた時点で、もうノックアウトですよ。長い長い曲ですが、いささかも飽きることなく、うわ〜、ホルンすごい、うわ〜、弦のあのふわっとした美しさはなんだ、うわ〜、トランペット美麗、トロンボーンも歌の人も、あの人もこの人も。というかもうとにかくこのオーケストラすごすぎる、ヤンソンスすごすぎると、感動のしっぱなしで、3楽章終わった時点で放心状態。

このへんでちょっと力抜いておかないと、まだ先は長いぞ、と壁に頭をもたせかけて、目をつぶってちょっと気を抜こうとするのですが、耳に飛び込んでくる音楽がそれを許してくれませんでした。細部まで磨き上げられた美しさとそれをつむいでいく足取りの優雅なこと。

いやはや、ふだんほとんどオーケストラに接することもなくのんびりと暮らしているせいか、いきなり聴いた世界のトップレベルのオーケストラはあまりにまばゆく強烈でありました。

なんか、こう、音楽や楽器が生まれて進化してオーケストラというものができ、こういう響きが生まれてきたその過程への畏敬の念みたいなのが頭の中をよぎっていったりして。

そして、もうひとつ。こういう演奏会に行くと強烈に意識されるのが、時間。一秒一秒新しい音が生まれて消えて、今、というのはほんとにこの一瞬だということを胃が痛くなるくらい思い知らされます。終わっちゃうんですよねえ。一度きりなんですよねえ(ため息)。とはいえ、聴いたという過去を内包した「今」はまた違った「今」なんでしょうね。いや、そうでなくちゃねえ。などと思いつつ、今日はまたジャガイモの皮をむき、タマネギを刻んでいる。そういうのが良いのでありますね、きっと。

コンサート | 20:53 | comments(0) | trackbacks(0) | phoebe

ヴォーチェ弦楽四重奏団 

 アルカスミュージックフェスティバル、個人的に最後に聴いたのがこのコンサート。

9月20日(月)アルカスSASEBO中ホール

ヴォーチェ弦楽四重奏団

 デュティユー:弦楽四重奏曲「夜はかくのごとき」
 モーツァルト:弦楽五重奏曲 第4番 ト短調 K516

サラ・ディヤン/セシル・ルーバン(ヴァイオリン)
ギョーム・ベケール(ヴィオラ)フロリアン・フレール(チェロ)
ゲスト/今井信子(ヴィオラ、モーツァルトのみ)


ヴォーチェ弦楽四重奏団はは2004年にパリ国立高等音楽院の卒業生によって結成されたカルテットで、各地のコンクールで優秀な成績をおさめているとのこと。一曲目のデュティユーは、緊張感のあるとってもよい演奏で、最後までどきどきしながら聴かせてもらった。

二曲目のモーツァルトでは、ちょっと疲れがでて眠くなってしまったのだが、いいコンサートだった。昨日、ロビーコンサートで、ラヴェルをやったとか!ラヴェル聴きたかったなあ。うっかり見落としていた。

その後、オーケストラとソプラノの人のコンサートでミュージックフェスティバルも幕となったようだが、ちょっと用事が控えていたので、ここで終了。

3日間のプログラム、ちょこちょこっとした聴けなかったけど、ほんとに楽しめた。これだけの企画をするとなると、準備と運営がどれほど大変だったかと。企画運営に携わってくださった方々に感謝。いつか、時間ができたら、わたしも企画運営なんぞに関わってみたいなあ。
通し券の5000円という価格も、破格ではなかったかしらん。これはジャパネットたかたと、SSKに感謝、かな。
大ホール、中ホール、イベントホールというそれぞれすばらしいホールを持ったアルカスSASEBO。ほんといい箱だなあ、とあらためて。新幹線よりアルカスを選んだという市民のみなさん(わたしも今は市民ですが)にも、感謝。

            
コンサート | 22:36 | comments(0) | trackbacks(0) | phoebe