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    ダニール・トリフォノフ ピアノリサイタル 

    • 2012.05.14 Monday
    • 21:29
     ダニール・トリフォノフ ピアノリサイタルにいってきました。

    5月13日(日) アルカスSASEBO 中ホール 

    出演:ダニール・トリフォノフ(ピアノ)

    曲目:「12の歌」より 春のおもい(シューベルト/リスト)

       「白鳥の歌」より 都会(シューベルト/リスト)
        ピアノ・ソナタ 第21番 作品960 変ロ長調(シューベルト)

       映像 第一集(ドビュッシー)

       12の練習曲 作品10(ショパン)

        

    実はお恥ずかしながら、どういう人かまったく知らず、なんかいろんなコンクールに入賞した若い人が佐世保に来るげなー、という程度だったのですが、数日前、ときたまおじゃまするこちらのブログ記事や伊熊よし子さんのこの記事を読んで、あらためてプログラムはなんだっけなと見てみると、シューベルトのピアノ・ソナタOp960やらドビュッシーの映像もある。むむ、これは聴いてみたいかも、とにわかに思いたち、前日にチケット購入しました。

    前半のプログラムは、シューベルトの歌曲をリストが編曲した「12の歌」より‘春のおもい’と「白鳥の歌」より‘都会’が演奏され、続けてピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 作品960という流れ。原曲の歌曲も、編曲されたピアノ曲もまったく知らなかったけれど、やさしく、どこか天上的である前者と、暗く重たいかんじの後者、対照的な二つの曲の要素がそれぞれ次に演奏されるピアノ・ソナタの中にある世界につながっていくという、そういう構成だったのかしら、と感じました。最初から、なにやら会場の雰囲気がすっとピアノにひきこまれるような。

    ピアノ・ソナタ、弾くほうも聴くほうも、すごいエネルギーを要する曲だなあ。美しくも、息詰まるような時間が続きます。集中力の持続を要求されますねえ。一楽章がおわってふーっと深呼吸して、いくぶんくたびれたので、二楽章の冒頭、目を閉じて聴いていると、ゆったり船でどこかへ連れていかれるような。といっても、どう考えても風薫る春の小川をゆく船ではなく、三途の川(まではいかないまでも)に近い感じでしょうかねえ。全体にゆったり目のテンポで、ときどき考え込みたちどまるような。曲と真摯にむきあっているのが伝わってきました。三楽章は一気にエネルギーが……。二楽章でほんとに船を漕いでいたおじさんたちも、がばっと目覚めて、終わったあとはやんやの喝采。

    後半のはじめはドビュッシー。シューベルトを聴いていて、音の響きがとても美しかったので、楽しみにしてました。ほんとにため息の出るような美しさでしたねえ。鍵盤の上を、羽根かなにかでそっとなでているような印象さえ受けるのですが、ちゃんと音が出てるんだから、まちがいなく弾いてるんだろうなあ。ふわふわの綿あめの中に真珠がちりばめられているようでありました。ホールも響きがよいから、ほんと心地よかったです。

    最後はショパンで、華やかに。ちょっぴり苦手なはずのショパンも、今回は楽しかったなあ。ピアニッシモからフォルテシモまで、とにかく弾いている姿勢が自然で、どこにも無理がないかんじがして、その結果、指に伝わる力が自然と美しい音になって出てくるように見え、これだったら何十時間でも弾いていられるんじゃないかと思ってしまうほど。
    実際、ショパン終わってから万雷の拍手鳴りやまず、なんと5曲もアンコールを演奏してくれました。最後はピアノのふたをしめて「勘弁ね」といった風にはにかみつつ退場w。

    音楽の芯がしっかりしてる印象。作曲もするというから、すごく「考える人」なのかも。先生もすばらしいんだろうなあ。若くて華奢な21歳の学生さんだというのに、一旦ピアノを弾きはじめると、ちょっと風格すら感じられる。これからが楽しみです。

    それにしても、近くにいいホールがあって、またさまざまな努力をしてくれるスタッフさんや関係者さんがいるから、こうして西のはしっこの町にいながら、よいコンサートを楽しめるのですね。しかも、メンバーになれば学生はワンコイン(500円)でこのコンサートが聴けるというのだからすごい。中ホールなのに席が空いていたのが、なんとももったいなく感じました。吹奏楽やってる子たちも、オケばかりじゃなくって、ピアノとかもどんどん聴くとよいのではないかしらん。(という自分も間際にチケット買ったのだから、お恥ずかしい〜汗)

    風邪ぎみだったので、車で行き来。片道8分。最後のアンコールの華麗なる円舞曲を聴き終えて、15分後には自宅でせっせとお茶碗洗ってましたw。生活のすぐ横に音楽のあるありがたさ、ですね。

    アンコール曲
    1、シューマン/リスト 献呈
    2、チャイコフスキー 少しショパン風に
    3、ヨハン・シュトラウス/ダニ―ル・トリフォノフ 歌劇「こうもり」より
    4、(まだ空白でしたw)
    5、ショパン 華麗なる円舞曲 

    大フィル&竹澤恭子

    • 2012.02.25 Saturday
    • 22:44
    昨夜は、久しぶりのコンサート。コンサートも久しぶりならば、シベリウスも久しぶり。しかもソリストが竹澤さんとあって、楽しみにしていました。

    指揮:大植英次 ソリスト:竹澤恭子(ヴァイオリン)

    曲目:歌劇「オプリチニク」第4幕より“踊り”/チャイコフスキー

        ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47/シベリウス

        交響曲 第4番 ヘ短調 作品36/チャイコフスキー

              (2012/2/24    於:アルカスSASEBO)


    大フィルは、ずいぶん前にこれを聴いて以来。(このときは、指揮がラモン・ガンバで、ソリストはマッティン・フロスト……最近、アホの協奏曲をヴァンスカ氏と共演してましたね〜)

    大植氏の指揮で聴くのは初めて。とっても小柄でスリムな方なので驚きました。顔写真をみて、なぜか、がっしりした人だと思い込んでた……(笑。パワフルな指揮ぶりで満席に近い状態の会場は熱気に包まれておりました。

    バーバーのヴァイオリン協奏曲のCDでファンだった竹澤さん、実際はもっともっと素敵でした。力強くてちょっと渋めでとても高貴な音色、演奏に漂う品格というか風格というか。感動して、久しぶりに泣かされてしまいました。

    この曲をペッカ・クーシストとラハティ響で聴いて以来、すでに13年(!)、これまで何度もこの曲の演奏を生で聴きましたが、今回は、そのとき以来の心底満足できる演奏でした。女性が弾くと今ひとつ物足りない感が残ることが多かったのですが、今回はすごくいい意味で「男前」な演奏だったなあ。3楽章冒頭のリズムも、かっこいい〜。終わってからの会場の拍手もすごくて、わたしも生まれて初めてブラボー(ちょっとちっちゃめの)を叫んでしまいました(笑。幸せな時間でありました。

    チャイコフスキーの曲は、両方とも猛烈に威勢がよくメリハリの効いた演奏でした。それにしても、なんと感情の起伏のすごい曲!いったいチャイコフスキーはどういう気持ちでこの曲をかいたのだろう?と演奏を聴きながら様々な思いが……。

    あ、そうそう、曲の途中でコンサートマスター氏のヴァイオリンの弦がきれたようで、すぐ隣の人のヴァイオリンと交換、隣の人は、やにわに懐から何かを出し(多分それが替えの弦だったのだと思うのです)ヴァイオリンとともに次々と後ろの人と交換していき、一番後ろの人が弦を張り替えて、また前の人へ。そしてヴァイオリンが途切れるところで、無事、コンサートマスター氏のもとに戻ったのでした。初めてみましたが、すごい見事な連携プレーでした。

    新日本フィル&ダニエル・ハーディング

    • 2011.06.26 Sunday
    • 22:00
    台風の風雨がおさまりかけた夕方、アルカスSASEBOでのコンサートにでかけた。


    □プログラム エルガー作曲 チェロ協奏曲ホ短調 op.85
          ベートーヴェン作曲 交響曲7番イ長調 op.92

       チェロ ウェン=シン・ヤン
     ダニエル・ハーディング指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団

    新日本フィルは、おととしサントリーホールでのマーラーの8番を聴いたので、2度目、のはず。しかし、なんせ巨大な曲だったので、良かったという記憶はあるものの、途中寝たりしたため(すみません……)オーケストラの音をしかと聴けた今回、その魅力がはじめて伝わってきたような気がする。

    コンサートに先だって、1時間ほどの公開リハーサル。前日、同じプログラムを東京で演奏してるからか、要所要所をかいつまんで、効率のよいきびきびしたリハーサル、すごくムードが良かった。ソリストのウェン=シン・ヤンも、ハーディングも、眼鏡をかけていて、二人して登場すると、なんだかウォーリーを探せのウォーリーがブラザーズになった出てきたみたいなw。ソリスト氏はとても紳士的な雰囲気を持っていて、とにかく長身!これだけ大きくて手足が長かったら、すんごいしっかりした懐の深い音が出るのでは、とわくわく。ほんとにしっかりした音が響いてきて、気持ちよかった。

    いざ、本番。
    普通のプログラムでは序曲とか短い曲が最初にあるけど、今回はエルガーからはじまる。これ、いいなあ。最初の曲のあと配置がえとかしなくていいから、すごく引き締まる。ウェン=シン・ヤン氏は、スイスのベルン生まれ(両親は台湾人)、1991年ジュネーブ国際音楽コンクールで優勝。24歳でバイエルン放送交響楽団の主席チェロ奏者(2004年まで)。

    ほんとに豊かな音量と、正確な音。端正で渋いわたしの好きなタイプの演奏、しかもオーケストラがまた素晴らしい。この曲は、演奏会でも何度か聴き、CDでも聴いているはずだったけれど、今回たくさん新しい発見があって、おお、こんな曲だったのか、とわくわくしながら聴いていた。音楽がとてもクリアに見えてくる。途中、ああそうだ、ハーディングはイギリスの人だということを思い出す。エルガーがこんなに豊かな音楽を書いていたんだということをあらためて教えてもらった気がした。ソリストとオケのアンサンブルもすばらしくって、これまでコンサートで聴いたこの曲の演奏の中で、一番よかった。

    休憩中、お手洗いから席にもどろうとすると、ロビーで人だかり。ハーディング氏が募金箱を持っている。まわっている。ハーディング氏、近くでみたら、ほんとに小さい。顔も体も。わたしでもお姫様だっこできちゃんじゃないかと思うくらいに(んなことはないか)。しかし、そのちっちゃな体のきびきびした動きからはエネルギーがわきでてるみたいだった。

    後半、ベートーヴェンの7番。とにかく楽しかった。2楽章!!こんなに美しい音楽だったのかしらん、と何度もうっとり。耳慣れているはずの曲なのに、これまた新しい発見がたくさんあった。

    オーケストラの弦のやわらかくてあたたかい音色、透明感のある管楽器のアンサンブルの良さ。一糸乱れぬ集中力。テンポが早くなっても、けして熱くなりすぎず、自然な音楽のうねりが心地よくわきでてくる。ハーディングの指先が直接楽器を奏でているのではないかと思うくらいに、オケがひとつの楽器として鳴っていて、その生命感、躍動感がほんとにいい。音楽を聴く幸せを久しぶりに満喫させてもらった。

    数ヶ月前、アルカスでN響を聴いたけど、うーーーんと、新日本フィルのほうが好きだなあ。
    ほんとにいい演奏会を楽しませていただいて、感謝。
    終演後は、一度弱まっていた雨が、再び土砂降りになっていたけれど、それすら心地よく思える気持ちのよい夜だった。



    コンセルトヘボウのマーラー3番

    • 2010.11.25 Thursday
    • 20:53
     11月22日、サントリーホールでコンセルトヘボウのマーラー3番聴いてきました。いや、すごかった。3番はなかなか聴けないし、コンセルトヘボウはいつか必ず生で聴いてみたいオーケストラだったので、このプログラムを見つけたときから、周到に?準備(笑。仕事の差し支えもなく、今回聴けてほんとによかった。正直、聴き終えた晩は、思い出すたびに目頭あつくなるほどでありました。いや、年とともにもともと弱い涙腺がますます……。

    一番後ろの席だったので、すごくリラックスして聴けたのもありがたかった。ブーツ脱いで、ストールをひざかけにして、もうすっかりお家でCD!っぽい状態(笑。ところが冒頭のホルンが鳴り響いた時点で、もうノックアウトですよ。長い長い曲ですが、いささかも飽きることなく、うわ〜、ホルンすごい、うわ〜、弦のあのふわっとした美しさはなんだ、うわ〜、トランペット美麗、トロンボーンも歌の人も、あの人もこの人も。というかもうとにかくこのオーケストラすごすぎる、ヤンソンスすごすぎると、感動のしっぱなしで、3楽章終わった時点で放心状態。

    このへんでちょっと力抜いておかないと、まだ先は長いぞ、と壁に頭をもたせかけて、目をつぶってちょっと気を抜こうとするのですが、耳に飛び込んでくる音楽がそれを許してくれませんでした。細部まで磨き上げられた美しさとそれをつむいでいく足取りの優雅なこと。

    いやはや、ふだんほとんどオーケストラに接することもなくのんびりと暮らしているせいか、いきなり聴いた世界のトップレベルのオーケストラはあまりにまばゆく強烈でありました。

    なんか、こう、音楽や楽器が生まれて進化してオーケストラというものができ、こういう響きが生まれてきたその過程への畏敬の念みたいなのが頭の中をよぎっていったりして。

    そして、もうひとつ。こういう演奏会に行くと強烈に意識されるのが、時間。一秒一秒新しい音が生まれて消えて、今、というのはほんとにこの一瞬だということを胃が痛くなるくらい思い知らされます。終わっちゃうんですよねえ。一度きりなんですよねえ(ため息)。とはいえ、聴いたという過去を内包した「今」はまた違った「今」なんでしょうね。いや、そうでなくちゃねえ。などと思いつつ、今日はまたジャガイモの皮をむき、タマネギを刻んでいる。そういうのが良いのでありますね、きっと。

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