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    酒井抱一と江戸淋派の全貌展

    • 2012.05.08 Tuesday
    • 20:53
    今をさかのぼること二十数年前、どこで見たのか酒井抱一の「夏秋草図」に一目惚れ。国立博物館に行けば本物をみれると単純に考えていたわたしは、上京した折に上野をめざしたのでありました。しかし、常設展示はされていないと言われ、土砂降りの上野の森でがっくり肩を落とした日からん十年。

    この「酒井抱一と江戸淋派の全貌」という展覧会を知ったのも、今年になってから。えええ!昨年は抱一生誕250年の年だったのですね。知らないまま終わらなくてほんとによかった。これを見ないわけにはいかないと、ほかの用事をむりやりくっつけて、ようやく最後の京都での展覧会にいってきました。

    が、直前になって展示物は会期によって違うことを知り、「夏秋草図」はというと……わたしが行く日には展示されていない……!とほほ。最初から知っていれば、日にちをずらしたのに〜〜〜〜。
    というわけで、やっぱり今回も恋いこがれたこの絵にはあえなかったのでした。


    しかし、酒井抱一の作品にじかに触れるのは初めてで、その優美さ、繊細さ、粋、色彩の美しいこと……。声もだせないくらいに感動して、見入ってしまった。センスがいいというのもここまできたら、なんというのでしょうねえ。空間の使い方、色彩の配置、線描の優雅さ、もうため息しかでません。

    「秋草鶉図屏風」
    この作品は大きいもので、鶉の羽根の質感なんぞ、ほんとに見事。繊細に描かれたすすきの穂や葉のリズム感たるや……。見ても見ても飽きず、すわりこんで眺めてしまいました。毎朝、毎晩でも眺めていたい。

    小品も、見事に描きこまれていて、まったく苦労したようにみえないところや完成度の高さが、モーツァルトの音楽のよう。流麗なかな文字にもうっとり。筆が完全に自分のものになっているというのか、筆がいきたいところを抱一の手がしっているといったらいいのか。

    仏画や、水墨で描かれたこのような作品の幽玄さも、味わい深く。
    「白蓮図」

    13日まで、京都の細見美術館で開催中。今からもう一度すっとんでいきたいくらいです(涙。
    さて、いつか「夏秋草図」とご対面できるのでしょうか。次は三度目の正直であってほしいものです。生きてるうちにチャンスがめぐってきますように。


    ゴッホ展とブリジストン美術館と表参道

    • 2010.11.28 Sunday
    • 14:26
     先日のコンセルトへボウ、オケに圧倒されてアンナ・ラーションのことを書くの忘れてました、ほんとに深いところから響いてくるすばらしい声でしたねえ。ひとこと追記。

    さて、コンセルトヘボウの前に、新国立美術館とやらに初めて行ってきました。
    DSCF4599.JPG
    平日だから混んでないだろうとたかをくくっていたら、まあ、人人人。
    ゴッホの習作など興味深い……のですが、まあとにかく人がいっぱいいて絵がよく見えないよ〜(笑。
    「アイリス」や自画像、「アルルの寝室」など有名な絵ももちろんすばらしかったのですが↓「ヒバリの飛び立つ麦畑」(これほんとによかった!)

    や「花瓶のヤグルマギクとケシ」(ブルーがきれいだった〜)「麦を束ねる人」などが良かったなあ。ゴッホの同時期を生きたほかの画家の作品も並んでいて、そのつながりも面白く鑑賞しました。その中でもモネの「ヴェトゥイユ」は、目に飛び込んできたとたんに、おおっ!。しかし、もうちょっと人が少なかったらゆっくり鑑賞できたのでは、と残念。

    しかし、会場を歩いていると、いろんな人が連れだってきた人と絵の前で感想をのべあっていて、そういうのを聞くのも実におもしろいものです。ほほー、そうくるかあ、などと思いつつ(笑。



    コンサートの次の日は、ブリジストン美術館へ。常設展を見るだけの予定だったのですが、ちょうど「セーヌの流れに沿って―印象派と日本人画家たちの旅」という特別展があっていました。ひろしま美術館との共催ということで、懐かしい絵もいくつか。ピサロの「ポン・ヌフ」などは、何度も見ている絵なのですが、違う場所にあるせいか新鮮でした。いつもは制服姿の銀行の窓口のおねえさんが、私服で街を歩いているのに出会ってどきっとした、みたいな。

    ひろしまでよく見ていたモネの「セーヌ河の朝」もすばらしい作品だなあ、と、あらためて。眺めれば眺めるほどその色のすばらしさに魅了され、椅子に座ってぼんやりといつまでも眺めてしまった。

    日本人画家たちが描いたフランス風景もたくさんあって、その当時の意気込みみたいなものを感じました。中でも大原美術館の収蔵品集めに奔走した児島虎次郎の「風景」と「岸の森」がすばらしかったなあ。彼は大原孫三郎のため、無理をして収蔵品集めに奔走し、本来やりたかった画業の半ばで亡くなってしまうのですが、作品をみていると、それが残念でたまりません。先だって大原美術館へ行ったときには時間が足りず、児島虎次郎記念館を見てこなかったので、今度はぜひ、と思っています。

    今回の展示作品ではありませんが、児島虎次郎「ベゴニアの畠」(1910)(大原美術館蔵)

    大変な数の作品とコレクション展示、人出もほどほどでゆっくり鑑賞。祝日とあって静かなビジネス街を歩くのも気持ちよかったです。

    そしてその後、柄にもなく表参道へ。ここは二十歳のとき来て以来かも。
    すごい人出でありましたが、街路樹がきれい。

    DSCF4600.JPG
    古いアパートをそのまま利用した、ギャラリーや店舗。面白かった。
    もうすっかりクリスマスムードのショッピングモール。
    こういうのもよいですねえ。
    DSCF4603.JPG

    ほかにもラルフローレンを冷やかしていて、値札みてほんとに冷や汗かいたり、と、楽しい街歩きでありました。世界のしまむら(と勝手にネーミング)H&Mにも行ってみたかったのですが、時間切れ。今度機会があったら、IKEAに行ってみたいなあ。

    しかし、都会の人の多さはほんとにすごいですねえ。たきたて新米と漬け物とみそ汁が懐かしくなってくる表参道の午後でありましたw。

    『ルーヴル美術館展』

    • 2009.08.28 Friday
    • 20:30
     佐世保から行くことを思えば近いよなー、と思い、高松から日帰りで京都へ『ルーヴル美術館展』を見にいったのですが、やっぱり京都は暑かった。そのうえに、すごい人。早めに出かけたので案外すんなり入れてよかったのですが、人垣ができてて絵がみえなーい。

    人が多いのを見越してか、絵に説明プレートがついてないので、音声案内を借りないと絵のことがさっぱりわかんない(涙。

    フェルメールの『レースを編む女』のまわりも人だかりでしたが、不思議と静けさのオーラが出ておりましたね。やわらかな光と色が内側からにじみでてるような・・・・・・。それにしても、大きな絵ばかりの中にあると、あらためてそのちっちゃさに驚きます。絵に近づくのは至難の技でしたが、がんばりました(笑。

    静物画のぶどうがあまりにもよくできていて、なんか本物より本物っぽかったとか、あとラ・トゥールの『大工ヨセフ』や、ムリーリョの『6人の人物の前に現れる無原罪の聖母』とか印象に残りましたが、なんせ人と暑さに疲労。ベラスケスもあまりゆっくりみれなかったなぁ。とほほ。

    驚いたことに、外へ出たらすでに入り口前に長い長い行列が。早めにきてほんとによかった。きいてみれば弟のお嫁さんも「あ、明日わたしも絵画教室の仲間といくんです〜」って言ってたので、関西圏全体から個人で、もしくはツアーで来る人たちも大勢いるのでしょうねぇ。

    有名なのがいっぱいあるけれど、今ひとつフォーカスポイントがはっきりしないというか、オールスターチームみたいな絵画展だったかも。できうれば絵がいつも置いてある場所へと出向いて、大好きな絵を時間を忘れて眺めるようなぜーたくな鑑賞、してみたいですねぇ。

    阿修羅展

    • 2009.08.08 Saturday
    • 21:37
     この前の休日、帰省していた息子と、大宰府の九州国立博物館で開催中の『国宝 阿修羅展』を見学。暑くて気乗りしなかったのだけど、思い切って行ってみた。

    この記事をみて、こんなたくさんの人に取り囲まれて、阿修羅像をゆっくり見れるのか?と思ったのだが、これがなかなかよかった。阿修羅人気すごいなぁ。実際問題、博物館の駐車場は崖くずれで入れず、汗かきかき遠回りして長〜い階段をのぼって入り口にたどりついたら、今度は人がいっぱいで展示物までたどりつけず、またひと汗。でも、阿修羅像のあたりから空間が広くなっていて、けっこうゆっくり眺めることができた。

    ガラスなどの遮蔽物がなく、会場の高い位置にあって、全方向からゆっくり眺められる。暗い空間に浮かびあがるような展示の仕方はすごくよかった。会場の空間や照明のデザインをした池田英雄さんのインタビューが載ってて、阿修羅を一番よくみせる光のあてかたを考えたとのこと。



    正面と横にある二つの顔は、時系列で阿修羅の心境を反映しているそうで、むかって左は、下唇を噛んだすこし険しい顔つき、むかって右はとまどいの顔、そして正面の顔へとつながる。ライトをあてる角度がいいのか、ことにむかって右のとまどう表情が実に美しく見えた。下唇を噛んでいる表情もいい。落ち着いてしまった正面の顔よりも、ちょっととまどっているくらいのほうが味わいがあると感じる。

    約30年前、奈良で初めて阿修羅像を見たときは、ひっそりしたところにぽつんと置かれた教科書でおなじみの仏像が、なんとも華奢なのにびっくりしたっけ。

    興福寺の歴史もよくわかる。脱活乾漆造の技法で作られた阿修羅を含む八部衆、十大弟子像、どれもその繊細な表情がすばらしい。時代を下っての運慶らによる四天王像も迫力満点。堪能いたしました。


    あ、そうそう阿修羅が登場する萩尾望都のマンガ『百億の昼と千億の夜』というのがあったなぁ(ここでは阿修羅は少女として描かれていたよね?)。壮大なスケールだったけど、内容をすっかり忘れている(汗。

    国立博物館の常設展も、あわせて見ることができる。昨年のBBCを聴く前に寄ったときとは展示物ががらっと変わっていて、こちらも楽しめた。それにしても、大宰府を目指すと、何かしら不都合が起きる。今回は高速で事故車の破片をみごとにとらえて、タイヤがパンク。怖かったなぁ。菅原道真さんに嫌われているんだろうか。

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